2024/02/28
スキーマ療法の効果を実感したクライエントさんの話
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
花粉症の私にとって、今週はとても辛い日々です。皆様、花粉症は大丈夫ですか。
さて、本日はスキーマ療法を終えられたクライエントさんから、嬉しいご報告をいただいたのでご紹介します。
当カウンセリングルームでは、スキーマ療法を導入してから5年ほどが経ちます。
まず、スキーマ療法とはどういうものかといいますと、認知行動療法でいろいろなストレスのかかった出来事を伺う中で、その考え方や感じ方のクセの大元が生育歴にあるのではと考えられるクライエントさんに行う心理療法になります。
幼少期から思春期にかけて、虐待、言葉による暴力、過度の決めつけやコントロールによって歪んだスキーマ(価値観やこだわりなど)を手に入れてしまい、生きづらさを抱えている方に、気づきを促して新しいスキーマを手に入れていただくというものです。
その結果、とあるクライエントさんは、以前は大変怒りっぽく、感情の乱高下が激しく、夫や子どもに当たり散らしていたのですが、スキーマ療法によって、穏やかで、冷静に現状を受け止め、家族に温かく接することのできる日常を手に入れることができました。
そんなクライエントさんのお子さんは、ここ数年、中学受験の時を迎えていましたが、その時期の直前にハッピースキーマと呼ばれる新しいスキーマを手に入れることができたので、極端に一喜一憂したり、成績によっては子どもを責めたり、追い詰めたりしがちな中学受験準備中、冷静に行動することができ、無事に乗り越えることができたそうです。
数日前、その合格のご報告をいただき、私もホッとしたところです。
クライエントさん曰く「もし、スキーマが終わっていなければ、『私の12歳の頃はもっと出来ていたのに』とか『何でこんな問題が解けないの』などと、毎日、ヒステリックに叫んでいたと思います。本当に先生に会えてよかったし、スキーマをやってよかったです」とのことでした。
人が長年かかって培ってきた考え方や感じ方、まして価値観を変えるなどということは、そんなに簡単なことではありません。
「何か自分を変えなければ」と思ったら、変えられるのはご自分だけなのです。
そこに気づいた方のために、認知行動療法なり、スキーマ療法があります。
当カウンセリングでは、もちろん丁寧な傾聴でお話を伺いますが、問題解決の糸口は、そこから先、認知行動療法、そして、もっと根源的な問題なのであれば、スキーマ療法でアプリーチすることで道が拓けるのではと思います。
どうぞお気軽に、まずはご相談にいらしてください。
2024/02/21
人との距離の取り方~大切な人との距離の取り方を間違えると大変なことになりますよ~
こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリの萩原です。
昨日の初夏のような陽気から一転、今日は真冬の寒さです。体がついていきませんね。
さて、本日は「人との距離の取り方」というテーマです。
人間関係において重要な要素のひとつに「人との距離を上手に取ること」というのがあります。
日本には『親しき中にも礼儀あり』という言葉がありますが、例えば家族、夫や妻、子どもに対しては何を言ってもやっても許されるというような態度は、時に相手を傷つけたり、鬱陶しがられたりします。
また、『親友』は他の友達より親しい関係の友達なんだからと相手を束縛しようする人もいます。
恋人もしかり。恋人同士は何でも分かり合いたい、相手のことを知っていたいという気持ちが嵩じて、距離を縮めすぎ、いつのまにか「重たい女」になっていたりします。
こんな風に「人との距離を適切に取ること」は意外に難しく、相手の気持ちを考えずに自分の思いや決めつけで接すると、人間関係が壊れてしまうこともあります。
当カウンセリングルームにはそうした人間関係の悩みで相談にいらっしゃる方が数多くいますが、共通して言えることは「相手との距離を上手に保てていない」ということだと思います。
過保護・過干渉・過介入など、過ぎたるは及ばざるがごとし。
人は皆、個で存在する独立した人格を持っているのです。いくら家族でも親友でも恋人でも『他者』なので、自分の思い通りにしようと思ってはいけませんし、相手が思い通りにならないからといって、すねたり駄々をこねたり怒ったりするのは違います。
ほどほどの距離を取りつつ、相手を尊重することが、何より人間関係を良好に保つ秘訣です。
あなたは今、大切な人との人間関係がギクシャクしていませんか?
人との距離の取り方が分からなくなっていませんか?
認知行動療法ではあなたのひとつひとつの言動や心の動きから現状を把握し、よりよい関係に修復するお手伝いをいたします。
ご興味のある方はいつでもご相談ください。お待ちしております。
2024/02/14
自分で自分のことを知る~認知行動療法を受けることで、自分が何者かを知ることができる~
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
4月並みの暖かさになって、花粉がいよいよ本格的に飛び始めたようです。
皆さん、花粉症は大丈夫ですか?
さて、本日は「人は自分のことをあんまりよく分かっていない」というお話です。
案外、人は自分の性格や、自分がどんなタイプの人間かなど、客観的に言葉にしてみてと言われてもできないもののようです。
普段、自分の考えや感じたままに発言したり行動していると思いますが、それが一体どんな特徴があるのかと問われると「自分は自分」なのか「人の意見や世間に流されるのか」など、明確に答えられない方も多いのではないでしょうか。
認知行動療法という心理療法では、何かストレスのかかった出来事があった時の自分の自動思考をつかまえ、その時起こした行動と、気持ちや考え、身体反応などを言語化して書き出してみることによって、ご自分の考え方やものの捉え方のクセを外在化といって見える形にする作業を行います。
人は感じたまま、考えたままに行動に起こすタイプの人もいますが、思いとは裏腹な行動をとる人もいます。
べき思考が強く、ものごとはこうあるべきという考えに基づいて、自分にも人にも厳しく、常に自分の考えは正しいと思っている人、白黒思考といって、白だと思っていたものや人が何かの理由でいったん黒だと思うと、一転、考えや態度が翻り、ほどほどに着地するということができない人、自分が嫌な思いをしたり否定されると、人のせいにしたり、目にものを見せてやろうとか相手を困らせてやろうなどと思う人、逆にその問題は自分のせいではないのに自分を責めてしまう人など、人にはいろいろ特徴的な言動やクセがあるものです。
それが個性というものとはいえ、そのことが生きづらさを招いていたり、人間関係の円滑さを阻害しているとしたら、やはりそこは変えていった方がいいかもしれませんね。
自分で自分のことがよくわからない人が、自分で自分のことを変えることは難しいことです。
心理カウンセリングではご自分の現在地を見つめ直すところから始まります。
今、あなたが「どうして自分はこうなっちゃうんだろう」「なんで人とうまくやることができないんだろう」など
ご自分自身や人間関係の不具合にもやもやを感じていらっしゃるのなら、一度、認知行動療法を受けてみませんか。
人生の軌道修正のお力になれると思います。
2024/02/07
NO.1の三冠受賞
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
この度、JCマーケティングという調査会社に依頼してリサーチしてもらった結果、下記の3つの部門でNO.1を獲得することができました。
「認知行動療法を受けてみたい」NO.1
「サポート充実度」NO.1
「カウンセリング満足度」NO.1
の三部門です。
心理カウンセリングを受けようと思っても、どこへ行ったらいいか分からない方や、認知行動療法に興味があってもどんなことをするのか不安を感じている方などの安心材料のひとつになるのではと思います。
是非、他と比較検討してみてください。
カウンセリングには少し勇気が必要かもしれませんが、カウンセラーが親身になってあなたのお話を伺います。
ご連絡お待ちしております。
2024/02/01
夫のモラハラとどうつきあうか~あなたのダンナさんの言動はモラルハラスメントになっていませんか?~
こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今年も早2月になりましたが、いかがお過ごしですか。
さて、本日は今よく耳にする「モラハラ」についてのお話です。
夫婦関係がうまくいっていないというお悩みでカウンセリングを受けられる女性の多くは、夫からモラルハラスメントを受けているというご相談です。
昨今、殴られたり蹴らりたりという直接的な暴力を振るわれているというケースより、精神的暴力、つまり、モラルハラスメントによって苦痛を感じている方がとても増えています。
分かりやすく言えば、夫の言葉や態度による嫌がらせで、妻が疲弊し、結婚生活や子育てに支障をきたしているということです。
モラハラは身体的暴力に比べわかりにくく、実態が掴みづらいので、自分自身でさえ被害者なのか認識していないこともあります。
例えば…
夫のプライドが高く、仕事や職場に関する文句ばかり言っている。
生活費を渡さなかったり、渡すことを渋る。
話し合いをしようと思っても、聞く耳を持たなかったり、話を逸らしたり論点をすり替える。
自分の価値観を妻に押し付けて、自分が常に正しいと思っている。
妻に出来ないことがあると鬼の首を獲ったかのように妻をバカにする。
何でも自分の思い通りにしようとして、それが通らないと嫌味を言ったり舌打ちをする。
気に入らないことがあると大きな音をたててドアを閉めたり、物を壊したりして威嚇する。
性交渉を強要したり、避妊をしようとしない。
妻が何を話しかけても無視をする。
「誰のおかげで飯を食えてると思ってんだ」「俺が家事をするから、俺と同じだけ稼いでこい」など家事や育児を低く見た言動や不可能な要求をしてくる。
などなど…。
あなたは思い当たることはありませんか?
まずはご自分の夫の言動がモラハラなんだと理解し、これはれっきとした精神的暴力を受けているということを分かって欲しいと思います。
そして、それからそのことをどうするのか、どのように対処するのかのご相談にのります。
もちろん離婚に向け舵を切るという選択もあると思いますが、離婚には多大なエネルギーと時間が必要ですし、子どもへの影響など大きな問題も伴います。
まずはどんな状態なのか知ったうえで妻の採るべき言動を変えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
カウンセラーとしてお力添えいたします。