2024/02/14
自分で自分のことを知る~認知行動療法を受けることで、自分が何者かを知ることができる~
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
4月並みの暖かさになって、花粉がいよいよ本格的に飛び始めたようです。
皆さん、花粉症は大丈夫ですか?
さて、本日は「人は自分のことをあんまりよく分かっていない」というお話です。
案外、人は自分の性格や、自分がどんなタイプの人間かなど、客観的に言葉にしてみてと言われてもできないもののようです。
普段、自分の考えや感じたままに発言したり行動していると思いますが、それが一体どんな特徴があるのかと問われると「自分は自分」なのか「人の意見や世間に流されるのか」など、明確に答えられない方も多いのではないでしょうか。
認知行動療法という心理療法では、何かストレスのかかった出来事があった時の自分の自動思考をつかまえ、その時起こした行動と、気持ちや考え、身体反応などを言語化して書き出してみることによって、ご自分の考え方やものの捉え方のクセを外在化といって見える形にする作業を行います。
人は感じたまま、考えたままに行動に起こすタイプの人もいますが、思いとは裏腹な行動をとる人もいます。
べき思考が強く、ものごとはこうあるべきという考えに基づいて、自分にも人にも厳しく、常に自分の考えは正しいと思っている人、白黒思考といって、白だと思っていたものや人が何かの理由でいったん黒だと思うと、一転、考えや態度が翻り、ほどほどに着地するということができない人、自分が嫌な思いをしたり否定されると、人のせいにしたり、目にものを見せてやろうとか相手を困らせてやろうなどと思う人、逆にその問題は自分のせいではないのに自分を責めてしまう人など、人にはいろいろ特徴的な言動やクセがあるものです。
それが個性というものとはいえ、そのことが生きづらさを招いていたり、人間関係の円滑さを阻害しているとしたら、やはりそこは変えていった方がいいかもしれませんね。
自分で自分のことがよくわからない人が、自分で自分のことを変えることは難しいことです。
心理カウンセリングではご自分の現在地を見つめ直すところから始まります。
今、あなたが「どうして自分はこうなっちゃうんだろう」「なんで人とうまくやることができないんだろう」など
ご自分自身や人間関係の不具合にもやもやを感じていらっしゃるのなら、一度、認知行動療法を受けてみませんか。
人生の軌道修正のお力になれると思います。
2024/02/07
NO.1の三冠受賞
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
この度、JCマーケティングという調査会社に依頼してリサーチしてもらった結果、下記の3つの部門でNO.1を獲得することができました。
「認知行動療法を受けてみたい」NO.1
「サポート充実度」NO.1
「カウンセリング満足度」NO.1
の三部門です。
心理カウンセリングを受けようと思っても、どこへ行ったらいいか分からない方や、認知行動療法に興味があってもどんなことをするのか不安を感じている方などの安心材料のひとつになるのではと思います。
是非、他と比較検討してみてください。
カウンセリングには少し勇気が必要かもしれませんが、カウンセラーが親身になってあなたのお話を伺います。
ご連絡お待ちしております。
2024/02/01
夫のモラハラとどうつきあうか~あなたのダンナさんの言動はモラルハラスメントになっていませんか?~
こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今年も早2月になりましたが、いかがお過ごしですか。
さて、本日は今よく耳にする「モラハラ」についてのお話です。
夫婦関係がうまくいっていないというお悩みでカウンセリングを受けられる女性の多くは、夫からモラルハラスメントを受けているというご相談です。
昨今、殴られたり蹴らりたりという直接的な暴力を振るわれているというケースより、精神的暴力、つまり、モラルハラスメントによって苦痛を感じている方がとても増えています。
分かりやすく言えば、夫の言葉や態度による嫌がらせで、妻が疲弊し、結婚生活や子育てに支障をきたしているということです。
モラハラは身体的暴力に比べわかりにくく、実態が掴みづらいので、自分自身でさえ被害者なのか認識していないこともあります。
例えば…
夫のプライドが高く、仕事や職場に関する文句ばかり言っている。
生活費を渡さなかったり、渡すことを渋る。
話し合いをしようと思っても、聞く耳を持たなかったり、話を逸らしたり論点をすり替える。
自分の価値観を妻に押し付けて、自分が常に正しいと思っている。
妻に出来ないことがあると鬼の首を獲ったかのように妻をバカにする。
何でも自分の思い通りにしようとして、それが通らないと嫌味を言ったり舌打ちをする。
気に入らないことがあると大きな音をたててドアを閉めたり、物を壊したりして威嚇する。
性交渉を強要したり、避妊をしようとしない。
妻が何を話しかけても無視をする。
「誰のおかげで飯を食えてると思ってんだ」「俺が家事をするから、俺と同じだけ稼いでこい」など家事や育児を低く見た言動や不可能な要求をしてくる。
などなど…。
あなたは思い当たることはありませんか?
まずはご自分の夫の言動がモラハラなんだと理解し、これはれっきとした精神的暴力を受けているということを分かって欲しいと思います。
そして、それからそのことをどうするのか、どのように対処するのかのご相談にのります。
もちろん離婚に向け舵を切るという選択もあると思いますが、離婚には多大なエネルギーと時間が必要ですし、子どもへの影響など大きな問題も伴います。
まずはどんな状態なのか知ったうえで妻の採るべき言動を変えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
カウンセラーとしてお力添えいたします。
2024/01/24
アセスメントシートによる外在化の重要性~認知行動療法ではストレスのあった出来事を書き出してみることを大切にしています~
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は認知行動療法における外在化の重要性として、アセスメントシートに書き出してみることの大切さについてお話しします。
傾聴を主にしているカウンセリングでは、クライエントさんはカウンセラーにどんな悩みごとや相談があるのか、話すことで伝えます。カウンセラーはまず、そのお話をじっくり伺って、いくつか質問などしながら、正しく受け止め伝え返すことを傾聴といいます。
しかし、認知行動療法では、初回のカウンセリングで、まずお悩みや相談したいことをお話しいただき、カウンセラーはじっくり傾聴しますが、その後にアセスメントシートとよばれる用紙にそのストレスがかかった出来事を書き出す宿題を出します。
紙に書いて自分の言葉でどんな風に表現するのか、見える形にすることを「外在化」と呼び、認知行動療法ではこの作業をとても大切にしています。
悩みや相談したいことを口で話すだけでは、言葉は通り過ぎていってしまいますが、紙に書くとそのことをどんな言葉で表現したのか、客観的に見て検証することができるので、時間の経過で変化する考えや気持ちを振り返ることもできますし、何らかの気づきも得られやすくなります。
当カウンセリングルームでは次回の予約を承る度に、アセスメントシートを書いてくるという宿題が出されますし、セッションでは書いていらしたアセスメントシートを基に詳しいお話を伺いつつ、問題解決の糸口を模索していきます。
そして、アセスメントシートをファイルに溜めていくことで、2~3か月後の心情や考え方の変化が分かるようにし、時折、セッション内でカウンセラーとクライエントさんで振り返り、認知と行動にどのような違いが出て来たのか検討したりもします。
「外在化」はその文字の通り、、外に出して見える化するという意味ですが、話すだけの外在化は振り返ろうと思っても思い出せなかったり、あいまいになったり、微妙に表現が違ったりしてしまいますが、書き残せば、そのまま記録されるので、正確に変化を見てとることができます。
悩みごとやストレスのかかった出来事は、内にため込んでいてはマイナスのスパイラルに陥ってしまいます。
外に出してしまうことで、まずは少しすっきりすると思いますし、アセスメントシートに書き出すという形で外に出すことで、カウンセラーとも共有でき、ご自身も客観視できるので、冷静な判断が可能になるのです。
認知行動療法には問題解決の効果が高いと言われるゆえんは、このアセスメントシートに外在化して検討する点にあるといっても過言ではないでしょう。
心理カウンセリングを受けようとお考えになっているなら、そのカウンセリングルームがどんな心理療法でカウンセリングしているのか、リサーチなさってから受けられることをオススメします。
2024/01/17
子どもは親を選べない~自分の親の生活環境や性格態度のせいで、こんな風になってしまったと嘆く子どもをどう救うのか~
こんばんは。急に寒くなって、週末は雪が降るかもしれないそうですが、いかがお過ごしですか。
さて、本日は「子どもは親を選べない」というタイトルで、親の接し方や生活環境などの影響で、大人になっても苦しんでいる人を救うことができるかというお話です。
最近、カウンセリングルームに割合よく相談にいらっしゃるのが、親のせいで苦しんでいる子世代の方です。
子どもの多感な時期に、その子どもの人格形成に少なからず影響を及ぼすのが、親の関わり方だと思いますが、そこに親の生活のあり方や、生活信条、例えば宗教などが絡んでくると、子世代が被る影響は大人になった何十年後にも及んでしまいます。
昨今、問題になっている宗教二世として生を受けた子どもは、物心ついた時にはその宗教の倫理に基づいての生活を強要されてしまいますので、当然、ある年齢になるとそこに懐疑的な思いが芽生える子どももいるわけです。
また、自分の子どもを自分の所有物として扱うような親の元に生まれた子どもも、同様に思春期前後にはその絶対的支配下でおびえながら暮らしている有り様が、他の家とは違うことに気づくことになります。
しかし、その明らかにおかしい状況下にあっても、簡単にはそこから抜け出せないのが、宗教二世であり、精神的肉体的虐待が横行する家庭に生まれた子ども達です。
当カウンセリングルームにもすでに成人して親とは別々に暮らしているにも関わらず、未だにそうした生活環境の中で植えつけられた悪しき観念や見捨てられ不安などにさいなまれている方が相談にいらっしゃいます。
おひとりおひとりのケース・バイ・ケースで、何が苦しみの根源かを探り、癒し、やがて手放すセッションを行っていますが、本当にそれは根深く罪深いものだと感じています。
けれど、きっとその呪詛のような考えや囚われているものから解放され、ご自分らしくあるあり方を見つけられると思いますので、どうか、ご自身の育った環境や親御さんのせいで苦しいと思っていらっしゃる方は、一度、ご相談にいらしてください。
認知行動療法やスキーマ療法はあなたを救う道しるべになるかもしれません。