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2021/10/14

食は絆になりうるか

横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、本日は、『食は人間関係の絆になりうるか』というテーマでお話させていただきます。

食欲はどんなに年老いてもなくなることはないですし、むしろ、健康のバロメーターとして、食欲が落ちたりなくなった時は心身ともに元気がない時だと分かりますよね。
美味しいものを食べれば、人は幸福感を得られますし、その食で満たされる幸せと満足感のために、日々、仕事や勉強に頑張っているといってもいいぐらいです。
古来、日本には「同じ釜の飯を食った仲」とか「おふくろの味は○○」などという食にまつわる表現があったり「人生最後に何を食べたいか」という質問で盛り上がったりします。
それぐらい人の生活と食事の記憶や要求は密接につながっていると言えます。

社会の人間関係や家庭内の夫婦や親子関係も良好な関係を取り結ぶために食が活用されることは多く「今度一度ゆっくりご飯にでも行きましょう」とか「今夜はあなたの好物の○○よ」など、食を介して人はより親しくなると考えられます。
また、食欲は睡眠欲とは違って、ひとりで満たしてもあまり嬉しくないという性質をもった欲望で、「誰かと一緒に食べるからより美味しい」とか、食べた人に「美味しい」と言ってもらえると作り甲斐があるなど、共有したり評価されたりすることで喜びが増すという特徴があります。

あなたの「おふくろの味」は何ですか?
あなたのお子さんやダンナさんは、あなたの作った料理のどれを「おふくろの味」「妻の得意料理」と思っているでしょう。

食事はお腹を満たすためだけにあるのではなく、記憶に残り、気持ちを豊かにし、ひいては家族や友人など人間関係の絆になりうるものだと思います。
食の満たされている人はストレスが少ないと言いますし、逆にストレスを食で軽減しようとする人も多いでしょう。
是非、皆さんもご自分の食を粗末に扱わず、1回1回の食事を大切にして人生をエンジョイしていただきたいなと思います。

食は絆になりうるか
食は絆になりうるか

2021/10/10

それ、夫のモラハラです!

世の中にはハラスメントがあふれています。
人間関係に上下が生じ、そこに相手を尊重できない感情や考えがある時、いろいろなハラスメントが起こります。
パワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラ等々。

今日は夫婦のモラルハラスメントのお話です。
夫婦が10組あれば10通りの夫婦のあり方がありますが、表面に見えているご夫婦の様子と家の中ではまるで違うということは少なくありません。年代による違いも大きいような気がします。
夫婦間における夫と妻の関係が上下関係にあり、言葉の暴力で横暴な振る舞いをすることをモラルハラスメント、略してモラハラと言います。
例えば、
①パートナーをおとしめる
②暴言を吐く
③常に相手を否定して認めない
④うそをつく
⑤自分を正当化して、間違いを認めない
⑥パートナーに異常に嫉妬したり、束縛する
⑦子どもにパートナーの悪口を言って利用する
⑧傲慢な態度をとったり、細かいルールを押し付ける
⑨人前でパートナーをディすったり、マウントを取ろうとする
これは夫が妻に対して行う場合もその逆もありますが、主に妻に対し、こうした態度をとる夫が多い気がします。
あなたに心当たりはないですか?あなたのパートナーはどんな風にあなたに接していますか?
日本の文化的背景からいうと、「亭主関白」「かかあ天下」の言葉が示す通り、夫婦関係が平等ではなく上下関係にあるご夫婦は多く、昔から「夫婦なんてそんなもの」と捉えている方もいると思います。

しかし、夫のこうした言動が妻を傷つけ、心を蝕んでいるとしたら、それはれっきとした「モラハラ夫の被害者」なのです。
耐えながら生活するのか、はたまた離婚か、それとも変化を試みるのか。
カウンセリングを通して、ご自分を見つめ直すことから始めるのも一法です。

それ、夫のモラハラです!
それ、夫のモラハラです!

2021/10/06

母親と子ども こじれる理由

親子の問題とひと口に言っても、ご自分が親の立場なのか子どもの立場なのかで問題の見え方は大きく違ってきますよね。

今日はご自分が親(母親)の立場で子どもとうまくいかないというお話です。
当カウンセリングルームでは「自分の子どもなのに愛せない」「子どもに強く当たってしまう」「虐待まがいの態度をとってしまう」といった親子問題を抱えたお母さんのご相談を、時々、受けます。
女性は子どもを妊娠・出産するという体験を経ると「母親」という大きな役割を引き受けることになり、子育てという責務を同時に背負わされてしまいます。子育ては本来、父親と母親の両方で引き受けるべきものですが、子どもを産むという作業が母親にしかできない上に、日本の社会の構造、文化や伝統といったものの影響で、どうしても母親である女性の負担が重くなっているのが現状です。

そのことを素直に受け入れ、子育てにいそしめるお母さんもいますし、「なぜ、わたしばっかり」とアンバランスな家事や育児の大きな負担に悲鳴をあげるお母さんもいます。そして、その大変さを気づくと子どもに当たり散らすといったお母さんもいます。また、我が子を自分のもののように扱い「こうあるべき」「〇歳ならこのぐらいできるはず」などと過度な要求をして、思い通りにならないと怒るといったお母さんもよく見ます。

あなたはどんな母親ですか?
親子関係は良好ですか?
親子の問題は家庭の中にあるので表面化しづらく、客観的な指標も少ないのでこじれてしまいがちです。

当カウンセリングルームは横浜市港南区の上大岡駅から徒歩2分のところにあります。
親子関係がこじれて、子どもとどう接していいかわからなくなっているなと思ったなら、一度、カウンセリングを受けてみませんか?

母親と子ども こじれる理由
母親と子ども こじれる理由

2021/10/03

カウンセラーが大切にしていること

カウンセリングを行う際、カウンセラーとしてとても大切にしていることがあります。
それは『ラポール=信頼』といって、クライアントさんといかに信頼関係を築くかということです。
クライアントさんは「最近、とても嫌なことがあった」「長年、悩んでいて解決できないことがある」など、ひとりではどうしようもない状態だったり、相談できる人が誰もいない環境だったりで、いよいよ困り果ててカウンセリングを受けにいらっしゃいます。
そんな重苦しい胸の内を誰かに聴いてほしい、何かアドバイスが欲しいと、いろいろ検索した結果、ひとりのカウンセラーの前にやってきてくれているのです。
そこでは思い切ってとてもプライベートなこと、人には聞かれたくないことをお話になるわけですから、カウンセラーはまずは親身になって耳を傾け、お話を伺うことが何より大事だと思っています。そして、少しでも早くクライアントさんに信頼していただけることによって、より正直な気持ちを吐露していただけると考えています。
だいぶ前の話ですが、私はクライアントさんに認知行動療法のことを分かっていただきたいあまり、セッションの後半、その説明に時間を割いて熱弁をふるってしまい、「ちっとも私の話を聴いてくれないんですね」とお𠮟りを受けたことがありました。私は本当にハッとして、クライアントさんは思い切って悩みを打ち明けにいらしたのに、まだ十分にお話ししきれていなかったんだなと大いに反省しました。

クライアントさんがカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原を相談相手に選んでくださったことを重く受け止め、真摯にお話を伺うことがまず重要です。
そして、この先もここに通って「自分を変えたい」と思っていただけるようなラポール=信頼関係を築くことが何より大切だと思っています。

カウンセラーが大切にしていること
カウンセラーが大切にしていること

2021/09/30

なぜ”女性限定”のカウンセリングルームなのか

横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

”キミィ・メンタル・サプリ”は女性限定のカウンセリングルームです。
ご夫婦の問題でご相談の方は、初回だけおふたりで来ていただき、2回目以降は相手がいたのでは正直にお話ができないでしょうから、男女別々にセッションいたします。しかし、それ以外は基本、”女性限定”とさせていただいています。
なぜかと申しますと、もし、私が相談する側だったら、女性のカウンセラーに話を聴いてほしいからです。
初めてのカウンセリングルームに行って、初対面のカウンセラーに会って、自分の悩み事を打ち明けなければならない時、男性のカウンセラーだったら「本当に分かってもらえるのか」とか「この人に悩みを打ち明けるのちょっと恥ずかしいな」と心配になると思うのです。
「もちろん男性のカウンセラーでも相手はプロなんだから分かってくれると思うけど、女性の悩みは女性のカウンセラーの方が話しやすいし、分かってもらえるんじゃないかな」
そんな風に考える女性はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
カウンセラーとしても、同性なのでより親身になってお話を伺える気がします。
当カウンセリングルームでのカウンセリングは、必ず、萩原季満野が担当いたします。
というわけで、相談者さまの目線とカウンセラーの目線の両面から、”女性限定”とうたうことで安心していただけるのではないかと考えています。

なぜ”女性限定”のカウンセリングルームなのか
なぜ”女性限定”のカウンセリングルームなのか