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2024/11/03

うちの子は発達障害かも?他の子と違うと感じたときの対応策を解説

近年、発達障害の認知度が高まっていることから「うちの子は発達障害を持っているのではないか」と悩む方が増えています。特に保育園や幼稚園に通うようになると、うちの子は他の子と違うと感じる機会が増えるかもしれません。

今回は、わが子が発達障害を持っているかも?と感じている方に向けて、発達障害の概要や対応方法を解説します。障害の診断・治療に関しては医療機関を頼りつつ、必要に応じて心のケアも受けましょう。

発達障害とは


「発達障害」とは、脳神経の発達がかかわっている障害全般を指す言葉です。一口に発達障害といってもさまざまな種類があり、どんなことが不得意なのか、どのように日常生活に支障をきたすのかは人それぞれ異なります。

発達障害の種類


主な発達障害としては、以下の種類があります。

<発達障害の種類>
・広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群など)
・注意欠陥多動性障害(AD/HD)
・学習障害(LD)
・トゥレット症候群
・吃音(症)

発達障害は複数の障害が重なってあらわれることもあり、障害の程度や環境、年齢などによっても異なるのが特徴です。

発達障害の診断方法・流れ


発達障害の診断ができるのは、医師のみです。したがって、子どもが発達障害かどうかを知るためには、小児科や精神科・児童精神科、小児神経科などの病院を受診する必要があります。

医師による診断は、子どもの行動観察や問診、検査・テストなどの結果が各種障害の診断基準を満たしているか、日常生活・社会生活に著しく支障をきたしているかを総合的に判断して行われます。その日の子どもの調子によってはすぐに診断が下りないケースもあるため、結果だけにこだわらず、子どもの特性を知るという心構えで受診することが重要です。

発達障害グレーゾーンの存在


発達障害の「グレーゾーン」とは、発達障害の特性を持っており、いわゆる定型発達と比べると不得意な分野があるけれども、障害の診断基準には満たない状態の通称です。診断が下りない分、支援窓口へのアクセスが制限されたり、周囲の人の理解を得られなかったりといった特有の悩みを抱える方がいます。

発達障害ではない子も”育てにくい”と思う可能性はある


周囲の子どもと同じことができない、集団になじめないといったわが子の様子から、発達障害かも?と考えることがあるかもしれません。しかし、子どもが発達障害やそのグレーゾーンではなくても、育てにくいと感じる可能性はあります。

なぜなら、人間は千差万別で、一人として同じ子どもはいないからです。万人にとって最適な子育て術はありません。周りの子どもと違うからといって、そのすべてが障害に結びつくわけではないことを知っておきましょう。

子どもが発達障害かも?と気になるときの対応策


わが子が発達障害かも?と気になるときの対応策をご紹介します。障害の有無を診断できるのは医師のみと決められているため、診断・治療に関しては必ず医療機関を頼ってください。

専門の医療機関を受診する


専門の医療機関を受診し、子どもが発達障害を持っているかどうか診断してもらうのが、もっとも確実な方法です。実際に医師の診断が下りれば、障害者手帳の発行や、行政による経済的支援といった各種制度を活用できます。

また、診断結果にかかわらず、行動観察や問診、検査・テストの結果を踏まえた医師の見解を聞くことで、子どもの特性に合わせた合理的な配慮ができるようになります。

カウンセリングを受けて親のメンタルケアを行う


発達障害の診断は下りなかったけれど子どものことが心配、わが子が他の子と違うのは自分のせいなのではと考えてしまう…という方は、専門家のカウンセリングを受けるのがおすすめです。子育て中に精神的に不安定な状態が長く続くと、育児うつをはじめとした精神疾患を引き起こしてしまう危険があります。

辛い気持ちは一人で抱え込まず、ときには周囲の人を頼って適切なメンタルケアを行うことが大切です。親としてわが子を守るためにも、自分の心身の健康をないがしろにしないようにしましょう。

まとめ


うちの子は発達障害かも?と思ったら、まずは専門の医療機関を受診しましょう。診断の結果にかかわらず、子どもが持つ特性について知ることで、親子が抱える生きづらさ・育てにくさの解消を目指せます。

子育てに関するお悩みをお持ちの方は、横浜市港南区にある女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」へぜひお気軽にお越しください。認知行動療法をメインとしたカウンセリングによって心の負担を軽くしながら、お子さまとともに毎日を楽しく過ごす方法を考えてみませんか?

うちの子は発達障害かも?他の子と違うと感じたときの対応策を解説
うちの子は発達障害かも?他の子と違うと感じたときの対応策を解説

2024/10/27

「上の子かわいくない症候群」の原因とは?適切な改善方法を知ろう

「上の子かわいくない症候群」という言葉をご存じでしょうか?その名のとおり、兄弟の育児を並行する過程で、上の子のことだけをかわいくないと思ってしまう心理状態のことです。

今回は、上の子かわいくない症候群の原因と対処法について解説します。子育てをしながら、わが子に対してマイナスな気持ちを抱くことは、悪いことではありません。その原因を見つけ、わが子をかわいいと思う気持ちを取り戻すことを目指しましょう。

上の子へのモヤモヤの正体は「上の子かわいくない症候群」かも


育児中に上の子だけに何かとモヤモヤしてしまう、そんな気持ちの正体は「上の子かわいくない症候群」かもしれません。

上の子かわいくない症候群とは、医学的な用語や病気の名称ではなく、子育て中の親が陥りがちな心理状態を示す言葉です。兄弟の中で上の子だけをかわいくないと思ってしまい、必要以上に厳しく接したり、下の子と同じように愛情を注げなかったりする状態を指します。

この状態が長きにわたって続くと、子どもにも精神的な負担がかかって、健全な成長を妨げるおそれがあります。上の子かわいくない症候群は、病気ではありません。原因を探って、適切に対処すれば改善できるものなので、焦らずに自分の心と向き合っていきましょう。

「上の子かわいくない症候群」の原因として考えられるもの


「上の子かわいくない症候群」の原因となり得る要素は、複数あります。適切な対処法を見つけるために、自分が抱えている問題は何なのかを考えましょう。

親の心身に疲労が溜まっている


子育て中は、何をするにも子ども優先の生活で、親の心身の健康をないがしろにしてしまいがちです。自分でも気づかないうちに疲労やストレスが溜まって、心の余裕がなくなり、かわいいはずのわが子のことを「かわいくない」と思ってしまうケースはよくあります。

下の子のお世話だけで手一杯の状況である


下の子が新生児期など特に手がかかる時期だと、どうしても上の子よりも意識を向けて接する必要があります。1人のお世話をするだけでも手一杯なのに、あっちもこっちもやらなければいけない…という状況になることも多いです。「上の子なら自分でできるはずのこともやってくれない」と、疎ましく思うことにつながってしまいます。

自分の子ども時代と比べてしまう


親自身に”上の子”として幼少期を過ごしてきた経験があると、わが子に対して「自分は我慢してきたのにこの子は」という気持ちを抱くことがあります。上の子は我慢しなきゃいけない、下の子の邪魔をしてはいけないという考えが染みついていて、自分の子どもにもそれを要求してしまうのです。

上の子かわいくない症候群への対処法


上の子かわいくない症候群は、放置せずに適切な形でメンタルケアを行えば改善できます。ぜひ、自分に合う対処法を見つけてみてください。

周囲の人の手を借りて育児の負担を減らす


身体的・精神的に無理をして兄弟を育てている状況である場合は、家族や友人、身近な保育所などの手を借りて、育児の負担を減らすことを最優先に考えてください。「頼れる人がいる」という安心感も、辛い気持ちをやわらげて、心を楽にすることにつながります。

上の子と1対1で向き合う時間を作る


下の子をパートナーや親、友人などに一時的に預けて、上の子と1対1でじっくりと向き合ってみましょう。親が上の子をかわいいと思う気持ちを取り戻すとともに、子どもにも「親が自分だけを見てくれる時間」を作ってあげられます。

カウンセリングを受けてメンタルケアを行う


気分の落ち込みや自己嫌悪感など、精神的な不調を強く感じている場合は、専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行うのがおすすめです。

自分がどんな状況でマイナスな気持ちを抱くのかを冷静に分析し、自身の認知の歪みに気づくことで修正を図る「認知行動療法」があります。さらに、認知よりもさらに奥深くにある思考の枠組み(スキーマ)の偏り・ずれを修正してネガティブ思考の改善を目指す「スキーマ療法」によって、心の負担を軽減できます。

まとめ


「上の子かわいくない症候群」は、兄弟の育児の強い負担感や、上の子として育ってきた親自身の価値観などによって引き起こされます。不安定な心理状態を改善するためには、根本的な原因を見つけて、心のケアを行うことが重要です。

子育てに関するお悩みは、横浜市港南区の女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」へお気軽にご相談ください。認知行動療法をメインとしたカウンセリングで心を楽にしながら、かわいい子どもたちと心身ともに健康な人生を歩む方法を考えていきましょう。

「上の子かわいくない症候群」の原因とは?適切な改善方法を知ろう
「上の子かわいくない症候群」の原因とは?適切な改善方法を知ろう

2024/10/19

「娘が嫌い」と感じてしまう原因は?辛い心を楽にするための対処法をご紹介

「母親なら、無条件にわが子を愛するのが当たり前」という考えにとらわれて、お悩みではありませんか?娘が嫌い、好きになれないと感じてしまうお母さんは、実は意外と多いものです。

今回は、自分の娘に対してマイナスな気持ちを抱いてしまう主な理由と、その対処法についてご紹介します。

娘が嫌いと感じてしまう主な理由


まずは、娘が嫌い・好きになれないと感じてしまうのは、なぜなのかを考えてみましょう。

自分の子ども時代と比べてしまう


娘の姿を母親自身の子ども時代と重ねて「私はああだったのに、この子は」と考えるのは、同性の親子に特に多い問題です。誰よりも近しい関係であるからこそ、娘は自分よりも恵まれている、自分にできたことが娘はできないと、あれこれ比べてしまうことがあります。

娘が自分よりもパートナーになついている


娘が自分よりもパートナーになついている姿を見ると「こんなに甲斐甲斐しく世話をしているのに」という気持ちが生まれ、次第に娘のことを憎らしく思うようになってしまうケースがあります。

子育てでは無条件に甘やかし続けるわけにはいかず、ときには心を鬼にして𠮟らなければならない場面もあります。やさしく厳しく愛情を注いでいる娘に「ママは怒るから嫌」というような態度をとられたら、マイナスな気持ちになってしまうのも無理はないでしょう。

パートナーの関心が娘にばかり向いている


「娘が嫌い」という気持ちの根本的な原因は、実は娘自身ではなく、パートナーの態度にあるかもしれません。2人だけの居場所であった家庭に子どもが生まれ、娘ばかりを気にかけて自分には目を向けてくれなくなると、さみしさを感じてしまうのです。

娘には何も非がないと分かっていても「羨ましい」と思うことをやめられず、そんな自分を責めてしまう方も多くいます。

子どもに対するマイナスな気持ちは放置しないことが大切


「娘のことが嫌いだなんて変」と考えて、自分を責めてしまうこともあるでしょう。しかし、子育ての過程でわが子に対してマイナスな気持ちを抱いてしまうのは、決して悪いことではありません。不安定な状態の心を適切な形でケアして、子どもをはじめとした周囲の人に悪影響を与えないように努めることが大切です。

「娘が嫌い」という漠然とした気持ちを抱いたまま過ごしていると、時間が経つにつれて、親子の関係に修復不可能なほど大きな溝ができてしまう危険があります。辛い気持ちは放置せず、その原因を取り除いて心を楽にするための対処法を考えましょう。

娘が好きになれないときの対処法


娘のことが嫌い、好きになれないと感じて辛いときの対処法を3つご紹介します。

「親子といえど他人」という気持ちを持つ


子育てをしながら「母親なら○○して当然」「親子は○○でなければならない」などと考えてはいませんか?実際は、親子の関係に”当然”はないのです。娘の人格は、家族だけでなく、友人などの影響も受けて作り上げられたものなので、結果として親と相性が合わなくなることもあり得ます。

自分の友人関係を振り返ってみてください。100%気が合うわけではないけれど、ほどよい距離感を保って、それなりに仲良く接するという経験が一度はあるのではないでしょうか。娘に対しても「親子といえど他人」という気持ちを持ち、嫌いと感じる自分を責めないようにしましょう。

パートナーとのコミュニケーションを増やす


パートナーとのコミュニケーション不足が根本的な原因である場合は、日常的な会話を増やしたり、親や友人などに子どもを預けて、2人で出かける時間を作ったりといった工夫をしましょう。日頃さみしく感じていること、忙しい中でもコミュニケーションの機会を持ちたいことを素直に伝えてみてください。

専門家のカウンセリングを受ける


「娘が嫌いだなんて、自分はダメな母親だ」と考えてしまい、気分がひどく落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったりしてしまう方は、専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行うのがおすすめです。

カウンセリングでは、子育てを通じて歪みが生じた認知にはたらきかける「認知行動療法」や、もっと根本的な思考の枠組み(スキーマ)の偏り・ずれを修正する「スキーマ療法」を用います。思考が極端なマイナス方向に傾く原因を取り除き、心の負担を軽減することを目指せます。

まとめ


娘のことが嫌い、好きになれないと感じるのは、悪いことではありません。ご自分を責めるのではなく、辛い気持ちの根本にある原因を見つけて、負担がかかっている心を適切にケアすることを心がけましょう。
横浜市港南区にあるカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、プロのカウンセラーが認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っています。子育てに関するお悩みは1人で抱え込まず、息抜きをするような気持ちで、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。

「娘が嫌い」と感じてしまう原因は?辛い心を楽にするための対処法をご紹介
「娘が嫌い」と感じてしまう原因は?辛い心を楽にするための対処法をご紹介

2024/10/12

子育てをしてくれない旦那にイライラ…。負担を減らすための対処法とは?

旦那さんが一緒に子育てをしてくれない、やり方が合わないといった理由で、ついイライラしてしまうという方も多いでしょう。夫婦間で協力して子育てができない状態が続くと、次第に諦めのような気持ちが生まれてしまうこともあります。しかし、親の心身の健康や子どもの将来を考えると、イライラを放置してしまうのは望ましくありません。

今回は、子育て中に旦那さんにイライラしてしまう主な原因と対処法について、解説します。

子育て中に旦那にイライラしてしまう原因


子育てを始めてから、子どもが生まれる前に比べて、旦那さんにイライラする機会が増えたと感じる方は多くいます。悩みを解消するために、まずはイライラの根本的な原因を考えてみましょう。

子育てに非協力的でワンオペ育児になっている


旦那さんが「子育てや家事は母親の役目」と考えており、協力を得られずにワンオペ育児の状態になっていると、日々の忙しさに精神的な不安が重なってイライラが生まれてしまいます。共働きの場合だけでなく、専業主婦の家庭であっても、育児をすべて任せきりにしてしまうのは、親子関係の構築という観点からも望ましくないことです。

子育てや暮らしに関する価値観が合わない


育児に積極的な旦那さんであっても、子育ての方針や暮らしに関する価値観が合わず、お互いに「そうじゃない」と感じてイライラが生まれるケースも少なくありません。子どもに関する重要なことを相談なく勝手に決められたり、自分の考えを全面的に否定されたりすると、旦那さんへの不信感も抱いてしまうでしょう。

旦那へのイライラを放置するのは危険!


育児中に旦那さんへのイライラを感じたら、すぐにその原因を考えて問題を解決することを目指しましょう。不満を抱え込んだまま長い時間が過ぎると、いつの間にか夫婦の仲に亀裂が生まれてしまいます。その空気感は子どもにも伝わって精神的な負担となってしまうため、わが子の健やかな成長のためにもイライラの放置は厳禁です。

子育て中に旦那にイライラしてしまうときの対処法


子育て中に旦那さんにイライラしてしまうことが増えたと感じたら、早い段階でその原因を見つけて対処法を考えましょう。夫婦間のコミュニケーションを強化することのほか、あえて家庭から離れる時間を作ることも有効です。

育児・家事の分担や暮らしのルールを明確に決める


旦那さんが子育てや家事に非協力的であることがイライラの原因なら、話し合いを行って、育児・家事の分担や暮らしのルールを明確に決めるのがおすすめです。具体的に、自分が毎日どれだけのタスクをこなしているのかを示し、負担がかかりすぎていることを伝え、まずは旦那さんが取り組みやすいこと・得意なことから任せるようにしてみてください。

お互いに完璧を求めない


自分にとっての理想的な子育てを実現するのは、旦那さんや周囲の人の協力があってもなお難しいことです。お互いが自分のやり方や理想にこだわりすぎず、完璧を求めない心構えをすることで、ある程度プレッシャーから解放されて気持ちが楽になるかもしれません。

家庭の外で人とのつながりを持つ


特に、自宅で子育てと家事に専念している方は、わが子と旦那さん以外の人とのコミュニケーションが皆無の状態になりやすいです。ストレスを伴う狭い人間関係の中で生きていると、精神的な負担がかかり続けてしまうため、忙しい中でも友人などとのつながりを絶やさないようにしましょう。

専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行う


気分の落ち込みや自己嫌悪感といった精神的な不調を強く感じていたり、誰かに話を聞いてもらいたいけれど頼れる相手がいなかったりする場合などは、専門家のカウンセリングを受けるのがおすすめです。

プロのカウンセラーが在籍するカウンセリングルームでは、子育て中の強いストレスなどによって歪んでしまった認知にはたらきかける「認知行動療法」を用います。加えて、もっと奥深くにある根本的な思考パターン(スキーマ)の偏り・ずれを修正する「スキーマ療法」によって、マイナス思考に陥りがちな心の負担を軽減することを目指すことが可能です。

まとめ


子育て中に旦那さんにイライラしてしまう主な原因は、育児・家事への非協力的な態度や、子育て・暮らしに関する価値観の相違などです。パートナーへのマイナスな気持ちが少しずつ積み重なっていくと、いつの間にか夫婦仲に大きな亀裂が生まれてしまうことがあります。子どもの人生にも関わってくるため、辛い気持ちは絶対に放置しないようにしましょう。
育児や夫婦関係に関するお悩みは、ぜひ横浜市港南区の女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」までご相談ください。認知行動療法をメインとしたカウンセリングで心を楽にしながら、イライラの原因を解消する方法を一緒に考えてみませんか?

子育てをしてくれない旦那にイライラ…。負担を減らすための対処法とは?
子育てをしてくれない旦那にイライラ…。負担を減らすための対処法とは?

2024/10/05

子育てに失敗はない!辛い気持ちを解消して子どもの存在を認めてあげよう

子育ては、予想外の出来事の連続です。すべてを思い通りに進めていくことは不可能だと分かっていながらも、ふとしたときに「子育てに失敗した」と考えて、悩んでしまうことがあるかもしれません。

しかし、子育てに成功や失敗はありません。今回は「子育てに失敗した」と思ってしまう理由を探り、子どもやその親である自分の存在を認めてあげる方法について、考えていきましょう。

子育てに失敗はない


「子育てに失敗してしまった」と考えている方にはじめにお伝えしたいのが、子育てに成功・失敗はないということです。子どもが生まれる前、成長する前に思い描いていたような姿にならなかったとしても、子どもはそれぞれの個性をもって自分の人生を生きています。

思い通りに育てられなかったと自分を責めるのではなく、わが子のありのままの姿を受け入れて、子どもの存在とともに、親である自分のことも肯定してあげることを目指しましょう。

子育てに失敗したと感じてしまう理由


まずは、自分がなぜ「子育てに失敗した」と感じてしまうのか、その理由を分析してみましょう。

親の言うことを聞かない・強く反抗する


親の言うことを聞かずに勝手な行動をとったり、強く反抗するようになったりしたときに「甘やかしすぎてしまったのでは」と感じるのはよくあるケースです。特に、幼い頃は素直に言うことを聞く子であった場合、ショックが大きいでしょう。

周囲の子どもと同じことができない


学校での勉強や運動、そのほかの生活面において、極端に苦手なことが見つかると「自分の教育が不足していたのでは」と感じることがあるかもしれません。子どもの将来を不安視し、親としてうまく導いてあげられなかったと自分を責めてしまう方もいます。

何事にも消極的・無気力である


子どもが日頃から興味関心をもって取り組んでいることがなく、将来も自分が何をやりたいのか分からないという消極的・無気力な様子がうかがえると、親としては心配に思うものです。「あのときあれをやらせれば良かった」という後悔の念が湧いてきてしまう方もいるでしょう。

子育てに関する辛い気持ちを放置することで起きる問題


「子育てに失敗した」と感じてしまって辛い状態にあるときは、早期にケアをすることが重要です。辛い気持ちを放置すると、さらに重大な問題につながってしまうことがあります。

子どもに精神的な負担がかかる


もし、自分の親に「子育てに失敗した」と思われていると分かれば、子どもは大きなショックを受けるでしょう。親が抱えている辛い気持ちが伝わってしまうと、子どもにとって精神的な負担となり、現在抱えている問題がさらに悪化してしまうことが考えられます。

親の育児うつなどの病気につながる


育児中に強いストレスや不安感にさらされた親は、うつ病をはじめとした、さまざまな精神疾患に発展することもある危険な状況に置かれます。自身の健康のため、そしてわが子を守るためにも、辛い気持ちは放置せず適切にケアしなければなりません。

子育てに関する辛い気持ちへの対処法


子育てに関する辛い気持ちをケアするための2つの対処法をご紹介します。

子どもの良いところに目を向け、存在を肯定する


わが子を周囲の子どもと比べてしまっている場合は、わが子の良いところに目を向けて「この子はあれが苦手だけれど、こんなことができる」と認めてあげましょう。子どもの存在を肯定することは、親として育て上げた自分を肯定することにもなり、辛い気持ちを抱える心の解放につながります。

専門家によるカウンセリングを受ける


子どもの存在がきっかけとなって生まれた辛い気持ちを、子ども自身に伝わる形であらわにすることは、極力避けるべきです。辛い気持ちを聞いてほしい・誰かに悩みを相談したいと思う状況であるなら、専門家によるカウンセリングを受けることをおすすめします。

子育てを通じて「育児に失敗した自分はダメな親だ」と考えてしまうようになった方には、自分の思考を冷静に見直す認知行動療法が有効です。一方、マイナス思考のきっかけが子育てではなく、もっと奥深くに潜むスキーマ(思考の基になる枠組み・価値観)に原因がある場合は、スキーマ療法によって思考の歪み・ずれの修正を目指せます。

まとめ


子育てに成功や失敗はありません。しかし、わが子と真剣に向き合って日頃気にかけているからこそ、周囲の子どもと比べて不安になってしまうこともあるでしょう。ときに後悔や反省が生まれるのは、決して悪いことではありません。
横浜市港南区にあるカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、仕事や子育てなどさまざまなことに関して悩む女性の方に向けて、認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っています。辛い気持ちは1人で抱え込まず、ぜひお気軽に相談にいらしてください。心を楽にしながら、お子さまとともに、健やかに人生を歩む方法を考えていきましょう。

子育てに失敗はない!辛い気持ちを解消して子どもの存在を認めてあげよう
子育てに失敗はない!辛い気持ちを解消して子どもの存在を認めてあげよう