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2024/12/07

旦那といると自信がなくなるのはなぜ?原因を分析して早期に対処しよう

夫婦関係の問題として多くあるのが、旦那といると自信がなくなる、ネガティブになってしまうというお悩みです。その原因はさまざまなものが考えられますが、いずれも放置していると悪化してしまう危険があります。

今回は、旦那といると自信がなくなると感じる主な理由と、その対処法について解説します。辛い気持ちの原因を分析して、できる限り早期に対処し、自信を持って日々を歩める本来の自分を取り戻しましょう。

旦那といると自信がなくなる主な理由【旦那側に問題がある場合】


「旦那といると自信がなくなる」と感じてしまう原因として考えられることは複数あり、旦那側の言動や態度に問題があるケースと、妻側の考え方・受け止め方に問題があるケースに分けられます。まずは、旦那側に問題があるケースを見ていきましょう。

旦那が自分を否定してくる


旦那が家事や育児のやり方に文句をつける、職歴や学歴、収入などの話題でマウントをとるなど、日常的に妻の存在を否定するような言動をしているなら、一緒にいるうちに自信がなくなるのは無理もないでしょう。そんな旦那に反論せずに意見を受け入れてしまうと、自尊心は下がっていく一方です。

旦那が優位な関係性ができている


旦那が自分を否定してくることからつながって、本来は対等であるはずの夫婦関係が、旦那が上・妻が下というものになっていませんか?「俺が○○してやっている」などと言って自分を見下してくる存在が身近にいると、どんどん自分に自信がなくなっていき、自立心が削られて、なかには旦那の存在に依存してしまう方もいます。

冷たい言葉や態度で相手に精神的な苦痛を与える行為は、夫婦間であってもモラルハラスメント(モラハラ)に該当します。旦那の言動の度が過ぎていると感じる場合は、精神的暴力として扱い、適切に対処しましょう。

旦那といると自信がなくなる主な理由【妻側に問題がある場合】


旦那といると自信をなくしてしまう原因が、旦那側ではなく、妻側に潜んでいるケースについて詳しく解説します。

自分と旦那を比べてしまう


社会的地位が高い職に就いている、人望が厚いなど優れた人が旦那だと、つい自分と比べて「私なんて」と落ち込んでしまうことがあるかもしれません。夫婦仲が良好であっても、だからこそ不安になってしまうという方も多いです。

「自分はダメな人間だ」と思い込んでいる


大きなストレスによる抑圧、あるいは幼少期からの生育環境の影響を受けて「自分はダメな人間だ」と思い込んでおり、特に近しい相手である旦那と接するときに、強い劣等感を覚えてしまうケースもあります。いわゆる”自己肯定感が低い”状態です。

旦那といると自信がなくなる場合の対処法


旦那といると自信がなくなると感じている方に向けて、原因別の対処法をご紹介します。

夫婦関係の改善を試みる


旦那側に問題がある場合は、対等なものではなくなってしまっている夫婦関係の改善を試みましょう。なにかと妻を否定する言動をやめるよう指摘したり、話し合いで改善できない場合はモラハラとして他者に相談したりして、ストレスを妻1人で溜め込まないことが大切です。

自己肯定感を高める


旦那側に問題があるわけではなく、妻側の自己肯定感の低さが原因と考えられる場合は、自己肯定感を高めることを目指しましょう。「○○が苦手」ではなく「○○が得意」に目を向けたり、小さな成功体験を積み重ねたりなどの取り組みを、旦那にも手伝ってもらうとなおよいです。

カウンセリングを受けてメンタルケアを行う


ひどい気分の落ち込みなどの精神的な不調がある場合や、自己肯定感の低さを自力で改善するのが難しいと感じる場合は、まず専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行うのがおすすめです。

カウンセリングでは、自分の思考を客観的に見直して、事実に対して極端なネガティブ思考を持っていることに気づき、認知(物事の受け止め方)を修正していく認知行動療法を用います。さらに、認知よりも奥深くに存在するスキーマ(すべての思考の基盤となる枠組み・価値観)の偏り・ずれを、いわゆる一般的な状態に近づけることを目指すスキーマ療法などによって、心の負担を軽減できます。

まとめ


旦那といると自信がなくなると感じるときは、その原因が旦那にあるのか、自分にあるのかを分析して、適切な方法で対処することが重要です。特に旦那のモラハラが原因と考えられる場合、放置は厳禁です。自分の親や信頼できる友人、地域の配偶者暴力相談支援センターなどに相談し、毅然とした態度で向き合いましょう。
横浜市港南区のカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、幅広い内容の悩みを抱えた女性に向けて、認知行動療法を主軸としたカウンセリングを行っています。心の状態次第では、スキーマ療法や空椅子の技法で心のケアをすることも可能です。辛い気持ちは1人で抱え込まず、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。

旦那といると自信がなくなるのはなぜ?原因を分析して早期に対処しよう
旦那といると自信がなくなるのはなぜ?原因を分析して早期に対処しよう

2024/12/01

「旦那に言いたいことが言えない」とお悩みの方へ。コミュニケーションのコツをご紹介

自分の気持ちや意見を隠さずに伝えることは、良好な夫婦関係を築くための重要ポイントのひとつです。しかしながら「旦那に言いたいことが言えない」とお悩みの方も多くいます。

今回は、旦那に言いたいことが言えない理由として考えられることと、その対処法を詳しくご紹介します。辛い気持ちやストレスを1人で抱え込まず、パートナーと上手にコミュニケーションをとりながら、付き合う方法を考えてみましょう。

旦那に言いたいことが言えない理由


「旦那に言いたいことが言えない」と感じる主な理由を、大きく3つに分けて解説します。

「どうせ聞き入れてもらえない」という気持ちがある


旦那に自分の意見を伝えたときに、頭ごなしに否定されたり、機嫌が悪くなって嫌な思いをさせられたりといった経験が多いと「どうせ聞き入れてもらえない」という気持ちが生まれてしまいます。言いたいことを我慢するのもストレスが溜まるけれど、正直に伝えるとさらに面倒なことになると諦めてしまうケースです。

あらたまった話し合いの雰囲気が苦手


自分の意見を伝えるというシチュエーションに苦手意識があり、極力避けようとする方は多くいます。穏便に話し合おうと思っていても、意見が対立すると、喧嘩のような雰囲気になってしまうこともあるでしょう。この険悪な空気を大きな負担に感じて「私が我慢すればいい」と考え、1人でストレスを溜め込む選択をしてしまうのです。

自分の意見に自信がない


自分の意見に自信を持てないがために、旦那に限らず、誰に対しても自分の思いをなかなか伝えられないという方もいるでしょう。原因として、幼少期からの人生経験によって、何かと「私なんて」と考えてしまう価値観が形成されていたり、仕事や子育てなどのストレスで精神的に不安定な状態になっていたりすることが考えられます。

旦那に言いたいことが言えないときの対処法


旦那に言いたいことが言えないという方に向けて、3つの対処法をご紹介します。試しやすいと感じるものから、実践してみてください。

旦那に毅然とした態度で接する


旦那に自分の意見を伝えると、あからさまに怒ったり、不機嫌になったりする場合は、そんな相手に迎合せず毅然とした態度で接することが重要です。「威圧的な態度をとれば妻は黙る」と思われている可能性があり、将来的にはモラハラ・パワハラといったDVに発展する危険もあります。妻側が一方的に我慢を強いられるような関係性を作らないようにしましょう。

言いたいことを我慢するデメリットを考える


自分が言いたいことを言えずに1人で我慢し続けると、不満・不安に感じていることが相手に伝わらず「これでいい」と思われてしまい、さらに居心地が悪くストレスが溜まる環境が生まれます。

また、言いたいことの内容が自分の主義主張だけではない、たとえば子どもに関する重要な事柄であると「自分が我慢すればいい」では済まないケースもあり、子どもの人生に悪影響がおよぶかもしれません。つい発言をためらってしまうときは、その場で自分の意見を伝えないデメリットを考えてみてください。

カウンセリングを受けてメンタルケアを行う


自分の意見は間違っているような気がする、相手に否定されたり変に思われたりしないか不安といった理由で言いたいことが言えない方は、精神科・心療内科の医師やカウンセラーなどの専門家を頼るのがおすすめです。

極端なネガティブ思考の原因としては、強いストレスの影響で認知(物事の受け止め方)が歪んでしまっていることが考えられます。自分がどんな状況でどんな気持ちになったのかを振り返り、事実と思考のずれに自ら気づくことで、認知の歪みを修正する認知行動療法が有効です。

認知行動療法で症状の改善がみられない方は、幼少期からの生育環境によって、認知よりもさらに奥深くにあるスキーマ(すべての思考の根本にある枠組み・価値観)に偏り・ずれが生じている可能性があります。このようなケースには、ネガティブ思考の原因となっているスキーマを手放し、いわゆる一般的な思考に近づけることを目指すスキーマ療法が適しています。

まとめ


旦那に言いたいことが言えないときの対処法は「旦那に毅然とした態度で接する」「言いたいことを我慢するデメリットを考える」「カウンセリングを受けてメンタルケアを行う」の3つです。我慢して1人でストレスを溜め込むことは、望ましくありません。自分の気持ちや意見を大切にして、パートナーと上手にコミュニケーションをとることを目指しましょう。
夫婦関係にまつわるお悩みをお持ちの方は、横浜市港南区の女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」へお気軽にご相談にいらしてください。認知行動療法を主軸としたカウンセリングによって心を軽くしながら、自信を持って毎日を前向きに過ごす方法を考えてみませんか?

「旦那に言いたいことが言えない」とお悩みの方へ。コミュニケーションのコツをご紹介
「旦那に言いたいことが言えない」とお悩みの方へ。コミュニケーションのコツをご紹介

2024/11/24

旦那の言い方にトゲがある!きつい言葉を使ってしまう原因と対処法をご紹介

「旦那の言い方にトゲがある」と感じてお悩みではありませんか?必要以上に強い言葉を使ってしまう人の背景には、改善すべきメンタルの問題が潜んでいるかもしれません。

今回は、旦那が妻に対してトゲがある言い方をする心理・原因や、その対処法についてご紹介します。辛い気持ちは1人で抱え込まず、早期に適切な形でケアを行うことが大切です。必要に応じて、専門家を頼ることも検討してみてください。

旦那がトゲのある言い方をする理由


旦那が妻に対して、トゲがある言い方をする心理・原因を解説します。

プライドが高い・虚勢を張っている


何かにつけてトゲがある言い方をする人は、プライドが高く自分がもっとも正しいと思っていたり、本当は自尊心が低いのを隠すために虚勢を張っていたりします。あえて強い言葉をぶつけて相手を貶め、自分の立場を高めようとしているのです。

妻を下にみてコントロールしようとしている


妻に対してだけトゲがある言い方をする旦那の背景には、妻の存在を下にみて、支配・コントロールしようとする心理があります。

トゲがある言い方をして、相手に精神的な苦痛を与える行為は、夫婦間であってもモラルハラスメント(モラハラ)にあたります。モラハラが悪化すると”トゲがある”程度だった言葉が明らかな暴言・罵倒になったり、身体的な暴力も伴うようになったりする危険があるため、早期に対処することが重要です。

精神的に不安定な状態になっている


精神的に不安定な状態になっていると、相手を気遣う余裕がなくなり、必要以上にきつい言い方をしてしまうことがあります。その原因として特に多いのが、仕事に関わるストレスです。長時間の残業が続いている、大きな責任やプレッシャーがのしかかる業務を任されているなどの理由で、ストレスを抱えているケースが挙げられます。

「トゲがある」と感じるのは受け止め方の問題かも


「旦那の言い方にトゲがある」と感じるときは、旦那側に明確な原因があるのではなく、妻側が旦那の言葉をネガティブに捉えすぎている可能性もあります。

精神的に不安定な状態であると、何に対しても極端にネガティブな思考になってしまうことが多くあります。旦那側は以前と変わらない言葉遣い・口調で接しているにも関わらず、妻側の受け止め方が変わったことで「最近、言い方にトゲがある」と感じるようになってしまうのです。

旦那の言い方にトゲがあると感じるときの対処法


妻にトゲがある言い方をしてしまう、あるいは旦那の言い方にトゲがあると感じてしまう場合に、旦那側・妻側のどちらにも有効な対処法をご紹介します。

アンガーマネジメントを実践する


トゲがある言い方をしそうになったときや、極端にネガティブな考えが浮かんできたときは、その気持ちを表に出す前に6秒数えましょう。6秒待つことで突発的な感情から逃れ、落ち着いて状況を判断しやすくなります。

モラハラとして対処を考える


旦那の言動がモラハラに該当する場合は「私が我慢すれば済む」とは考えずに、毅然とした態度で対処することが重要です。現状は軽度なものであったとしても、段々とエスカレートする危険があります。

モラハラは、加害者本人にもその自覚がないケースが多いため、まずは「あなたの言動はモラハラである」と主張し、トゲがある言い方に傷ついていることを伝えましょう。話し合いで解決することが難しい場合は、お互いの両親などの第三者に相談したり、地域の配偶者暴力相談支援センターを頼ったりすることを検討してみてください。

専門家の診療・カウンセリングを受ける


些細なことで激高してしまう、ひどく落ち込んでしまうなどの精神的な不調を強く感じている場合は、医師やカウンセラーなどの専門家を頼ってください。投薬によって精神状態をコントロールしたり、カウンセリングを通じて極端なネガティブ思考を修正したりすることで、精神症状の改善を目指せます。

カウンセリングで多く用いられるのは、過度なストレスなどによって歪んでしまった認知(物事の受け止め方)を修正する認知行動療法です。また、認知よりも奥深くにあるスキーマ(思考の根本にある枠組み・価値観)の偏り・ずれを、いわゆる”一般的な状態”に寄せることを目指すスキーマ療法といった手法です。辛い気持ちは1人で抱え込まず、適切な方法でメンタルケアを行いましょう。

まとめ


妻に対してトゲがある言い方をする旦那は「プライドが高い・虚勢を張っている」「妻を下にみてコントロールしようとしている」「精神的に不安定な状態になっている」といった問題を抱えていることが考えられます。そのほか、妻側が精神的に不安定になっており、旦那の言葉を必要以上にネガティブに捉えている可能性もあるでしょう。
横浜市港南区にある女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、認知行動療法を主軸としたカウンセリングを実施しています。辛い気持ちを誰かに話したい、不安定な精神状態を改善したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。

旦那の言い方にトゲがある!きつい言葉を使ってしまう原因と対処法をご紹介
旦那の言い方にトゲがある!きつい言葉を使ってしまう原因と対処法をご紹介

2024/11/16

隠れモラハラかも?夫にモヤモヤしたら確認したい適切な対処法

隠れモラハラは、一見ハラスメントとは感じないような口調・態度でありながら、確実に相手の心を傷つける言動です。加害者・被害者ともに自覚がないケースも多くありますが、被害が比較的小規模であるうちに対処することが非常に大切です。

今回は、隠れモラハラの種類と、隠れモラハラを行う夫への対処法について解説します。現状を冷静に分析して、より大きな被害を受ける前に状況を改善しましょう。

隠れモラハラとは


「モラハラ(モラルハラスメント)」とは、言葉や態度によって相手に苦痛を与える、精神的な暴力・いやがらせのことです。そして、あからさまに暴言を吐いたり行動を縛ったりはしないけれど、相手の心をチクリと刺すような言動は「隠れモラハラ(ステルスモラハラ)」と呼ばれます。

モラハラは身体的な暴力を伴わないぶん、被害の状況が目に見えないため、加害者・被害者当人にもその自覚がないケースが多くあります。隠れモラハラならなおさらです。「うちの夫は隠れモラハラかも?」と感じたら、その違和感を放置せず、適切に対処しましょう。

隠れモラハラの種類


隠れモラハラとは具体的にどんなものなのか、一例をご紹介します。自分の夫の言動を振り返り、隠れモラハラに該当するものがないかチェックしてみてください。

妻を束縛する


行き過ぎた束縛は、ハラスメントになり得ます。愛しているから、心配だからといって友人との関係を制限してきたり、離れている時間の行動のすべてを把握したがったりするのは、隠れモラハラの一種です。

自分が優位に立ちたがる


職歴や学歴、収入などの話題を持ち出して、自分は妻よりも優れているとアピールしたがる夫は、隠れモラハラ夫といえます。自分が優位だという認識を少しずつ刷り込むことで、最終的に妻を支配しようとしているケースです。

怒るとものに当たる


夫婦喧嘩をしたときなどに、ものに当たることで怒りを表現するのも隠れモラハラに該当します。直接危害を加えることはせずに「もっと怒らせたら殴られるかも」と思わせて、恐怖の感情で妻を支配しようという心理のあらわれです。

隠れモラハラは、ひどいモラハラ・パワハラに発展するかも


隠れモラハラは、一見大きな被害がないため「私が少し我慢すれば大丈夫」と考えてしまいがちです。そもそも、モラハラ被害を受けていること自体に、気づかないケースも多くあります。

しかし、隠れモラハラを放置していると、次第に言動がエスカレートして暴言を吐いてくるようになったり、殴る・蹴るといった身体的な暴力に発展したりして、大きな被害が出るおそれがあります。小さな違和感を見逃さず、早い段階で対処法を考えることがとても大切です。

隠れモラハラ夫への対処法


隠れモラハラ夫への対処法を解説します。モラハラ問題を自分1人の力で改善するのは難しいケースも多いため、必要に応じて家族や友人、専門家などを頼ることも検討してみてください。

相手に迎合しない


隠れモラハラ夫は、妻を少しずつ攻撃することで、自分が優位な関係性を築こうとしてきます。自分に非がないのに謝ったり、傷ついた素振りを見せたりしないようにしましょう。本人に自覚がないようであれば「あなたの言動はモラハラだ」と指摘し、話し合いを行って反省を促すことで、改善のチャンスが得られるかもしれません。

カウンセリングで気持ちを整理する


夫からの隠れモラハラを受け続けていると、次第に「自分が悪いんだ」という気持ちが生まれ、夫の言動に対して正常な判断ができなくなってしまいます。カウンセリングを受けて気持ちを整理し、第三者の意見・アドバイスを受けながら、夫に対してどのように対処すべきかを考えるのがおすすめです。

プロのカウンセラーが在籍しているカウンセリングルームでは、認知行動療法やスキーマ療法などの手法を用いて、不安定な状態の心をケアできます。

認知行動療法は、モラハラのストレスの影響で歪んでしまった認知(ものごとの受け止め方)を自覚して修正し、極端なマイナス思考を払拭するものです。一方、スキーマ療法は、認知よりもさらに奥深くにあるスキーマ(思考の基盤となる枠組み・価値観)の偏り・ずれを修正し、思考をいわゆる一般的なものに近づけることを目指します。

まとめ


隠れモラハラは、あからさまな加害ではない形で、少しずつ相手の心にダメージを与えるものです。次第に規模が大きくなり、ひどいモラハラやパワハラに発展する可能性があるため、小さな違和感を見逃さずに、毅然とした対応をしましょう。

横浜市港南区のカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、夫婦関係や子育て、仕事などのさまざまなお悩みをお持ちの女性に対し、認知行動療法を主軸としたカウンセリングを行っています。辛い気持ちは1人で抱え込まず、ガス抜きをする気持ちでお気軽にご相談にいらしてください。

隠れモラハラかも?夫にモヤモヤしたら確認したい適切な対処法
隠れモラハラかも?夫にモヤモヤしたら確認したい適切な対処法

2024/11/10

もしかしたらモラハラ夫かも?1人で我慢せず適切に対処しよう

夫の自己中心的な態度に傷つけられている、対等であるはずの夫婦関係に格差が生まれているといった場合、それはDVの一種である「モラハラ」かもしれません。

今回は、妻への精神的な暴力・いやがらせを行うモラハラ夫の特徴や、モラハラが引き起こす諸問題、モラハラ夫への対処法について解説します。夫からモラハラを受けていることに気づいたら、1人で抱え込まずに周囲の人を頼って、問題の解決を目指しましょう。

モラハラとは


モラハラとは、モラルハラスメントの略語であり、言葉や態度などで相手に苦痛を与える精神的な暴力・いやがらせを示す言葉です。モラハラは、身体的な暴力とは違って被害状況が目に見えないため、モラハラを行っている・受けている当人にも、その自覚がないケースが多くあります。

モラハラ夫の特徴をチェック!


モラハラ夫の大きな特徴を3つに分けて解説します。自分はモラハラを受けているのかも?とお悩みの方は、自分の夫の姿と照らし合わせてみてください。

自己中心的なふるまいをする


モラハラ夫の最大の特徴は、妻のことを気遣わない自己中心的なふるまいです。妻の存在を下に見て「お前は何をやってもダメだ」と否定してきたり、夫である自分に従えという態度をとったりと、上から目線で高圧的にふるまいます。

妻を束縛する


モラハラ夫は、妻が家庭の外で人間関係を築くことを制限しがちです。働きに出ることに反対したり、勝手にスマホを覗いて交友関係に口を出したりなど、妻を1人の人間として尊重せず、自分の支配下に置こうとします。

家庭の外では良い夫を演じる


妻に対しては自己中心的・高圧的な態度をとるにも関わらず、家庭の外ではやさしく穏やかにふるまって”良い夫”を演じるのも、モラハラ夫の典型例です。妻が周囲の人に悩みを相談しても「あんなにやさしい人なのに?」と言われてしまい、理解を得られず苦しむケースが多くあります。

モラハラ夫との関係を放置することで起こる問題


モラハラ夫との関係を改善しないまま過ごし続けることには、2つの大きな問題があります。

妻の心身の健康が脅かされる


何も対処をせずにモラハラ夫との関係を持ち続けることは、妻の心身の健康が脅かされるため、大変危険です。長期間にわたってモラハラを受け続けることで、精神的に不安定な状態に陥り、いつの間にか「なんとかしなきゃ」という気力さえ奪われてしまうかもしれません。

また、現状はモラハラに留まっていたとしても、次第に殴る・蹴るといった身体的な暴力へと発展することも十分にあり得ます。

子どもの価値観に悪影響をおよぼす


モラハラ夫が、子どもの前でも妻に対して自己中心的にふるまう場合は、子どもの価値観にも悪影響をおよぼします。男の子なら、両親の関係性を見て「男性は女性よりも偉いんだ」と思ってしまう危険があり、女の子なら男性への恐怖心を抱くかもしれません。子どもの人間関係、ひいては長く続く人生に大きな支障をきたしてしまいます。

モラハラ夫への対処法


モラハラ問題を解決へ導くための対処法をご紹介します。心身の安全のため、絶対に自分だけで対処しようとはせず、必要に応じて周囲を頼ることを忘れないでください。

モラハラの証拠を押さえたうえで話し合いを行う


実際に言われた暴言を録音したり、夫のモラハラについて家族や友人に相談したメールの履歴を残しておいたりして、モラハラの証拠を押さえましょう。そのうえで夫に「あなたの言動はモラハラである」と主張し、自分の行いを自覚させて話し合うことが重要です。

しかし、夫婦間の話し合いひとつで、モラハラ問題が解決するケースは少ないです。必要に応じて両親などの第三者に相談したり、地域の配偶者暴力相談支援センターを頼ったりしながら、別居や離婚も辞さないとする毅然とした対応をとりましょう。

医師やカウンセラーを頼ってメンタルケアを行う


夫からモラハラを受けた結果、ひどい気分の落ち込みや自己嫌悪感、自己肯定感の低下といった精神的な不調が表れている場合には、心のケアを行って精神を立て直すことが先決です。自力で対処することは困難であるため、医師やカウンセラーなどの専門家を頼りましょう。

プロのカウンセラーが在籍するカウンセリングルームでは、モラハラの影響で歪んでしまった認知(ものごとの受け止め方)を修正する認知行動療法という手法によって、心の負担を軽減することが可能です。認知よりもさらに深い場所に存在する、スキーマ(すべての思考の基盤となる価値観)がネガティブ思考の原因である場合には、スキーマ療法によって状況の改善を目指すこともあります。

まとめ


モラハラ夫の大きな特徴は「自己中心的なふるまいをする」「妻を束縛する」「家庭の外では良い夫を演じる」の3つです。自分や子どもの心身の健康を守るため、暴力・DVの一種であるモラハラには、毅然とした対応をとりましょう。
横浜市港南区のカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、家庭問題や子育て、仕事などに関するお悩みを抱えている女性のために、認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っております。モラハラ夫にお悩みの方はもちろん「これはモラハラなのか?」と不安に感じて迷っている方も、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。

もしかしたらモラハラ夫かも?1人で我慢せず適切に対処しよう
もしかしたらモラハラ夫かも?1人で我慢せず適切に対処しよう