2024/10/19
「娘が嫌い」と感じてしまう原因は?辛い心を楽にするための対処法をご紹介
「母親なら、無条件にわが子を愛するのが当たり前」という考えにとらわれて、お悩みではありませんか?娘が嫌い、好きになれないと感じてしまうお母さんは、実は意外と多いものです。
今回は、自分の娘に対してマイナスな気持ちを抱いてしまう主な理由と、その対処法についてご紹介します。
娘が嫌いと感じてしまう主な理由
まずは、娘が嫌い・好きになれないと感じてしまうのは、なぜなのかを考えてみましょう。
自分の子ども時代と比べてしまう
娘の姿を母親自身の子ども時代と重ねて「私はああだったのに、この子は」と考えるのは、同性の親子に特に多い問題です。誰よりも近しい関係であるからこそ、娘は自分よりも恵まれている、自分にできたことが娘はできないと、あれこれ比べてしまうことがあります。
娘が自分よりもパートナーになついている
娘が自分よりもパートナーになついている姿を見ると「こんなに甲斐甲斐しく世話をしているのに」という気持ちが生まれ、次第に娘のことを憎らしく思うようになってしまうケースがあります。
子育てでは無条件に甘やかし続けるわけにはいかず、ときには心を鬼にして𠮟らなければならない場面もあります。やさしく厳しく愛情を注いでいる娘に「ママは怒るから嫌」というような態度をとられたら、マイナスな気持ちになってしまうのも無理はないでしょう。
パートナーの関心が娘にばかり向いている
「娘が嫌い」という気持ちの根本的な原因は、実は娘自身ではなく、パートナーの態度にあるかもしれません。2人だけの居場所であった家庭に子どもが生まれ、娘ばかりを気にかけて自分には目を向けてくれなくなると、さみしさを感じてしまうのです。
娘には何も非がないと分かっていても「羨ましい」と思うことをやめられず、そんな自分を責めてしまう方も多くいます。
子どもに対するマイナスな気持ちは放置しないことが大切
「娘のことが嫌いだなんて変」と考えて、自分を責めてしまうこともあるでしょう。しかし、子育ての過程でわが子に対してマイナスな気持ちを抱いてしまうのは、決して悪いことではありません。不安定な状態の心を適切な形でケアして、子どもをはじめとした周囲の人に悪影響を与えないように努めることが大切です。
「娘が嫌い」という漠然とした気持ちを抱いたまま過ごしていると、時間が経つにつれて、親子の関係に修復不可能なほど大きな溝ができてしまう危険があります。辛い気持ちは放置せず、その原因を取り除いて心を楽にするための対処法を考えましょう。
娘が好きになれないときの対処法
娘のことが嫌い、好きになれないと感じて辛いときの対処法を3つご紹介します。
「親子といえど他人」という気持ちを持つ
子育てをしながら「母親なら○○して当然」「親子は○○でなければならない」などと考えてはいませんか?実際は、親子の関係に”当然”はないのです。娘の人格は、家族だけでなく、友人などの影響も受けて作り上げられたものなので、結果として親と相性が合わなくなることもあり得ます。
自分の友人関係を振り返ってみてください。100%気が合うわけではないけれど、ほどよい距離感を保って、それなりに仲良く接するという経験が一度はあるのではないでしょうか。娘に対しても「親子といえど他人」という気持ちを持ち、嫌いと感じる自分を責めないようにしましょう。
パートナーとのコミュニケーションを増やす
パートナーとのコミュニケーション不足が根本的な原因である場合は、日常的な会話を増やしたり、親や友人などに子どもを預けて、2人で出かける時間を作ったりといった工夫をしましょう。日頃さみしく感じていること、忙しい中でもコミュニケーションの機会を持ちたいことを素直に伝えてみてください。
専門家のカウンセリングを受ける
「娘が嫌いだなんて、自分はダメな母親だ」と考えてしまい、気分がひどく落ち込んだり、自己嫌悪に陥ったりしてしまう方は、専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行うのがおすすめです。
カウンセリングでは、子育てを通じて歪みが生じた認知にはたらきかける「認知行動療法」や、もっと根本的な思考の枠組み(スキーマ)の偏り・ずれを修正する「スキーマ療法」を用います。思考が極端なマイナス方向に傾く原因を取り除き、心の負担を軽減することを目指せます。
まとめ
娘のことが嫌い、好きになれないと感じるのは、悪いことではありません。ご自分を責めるのではなく、辛い気持ちの根本にある原因を見つけて、負担がかかっている心を適切にケアすることを心がけましょう。
横浜市港南区にあるカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、プロのカウンセラーが認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っています。子育てに関するお悩みは1人で抱え込まず、息抜きをするような気持ちで、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
2024/10/12
子育てをしてくれない旦那にイライラ…。負担を減らすための対処法とは?
旦那さんが一緒に子育てをしてくれない、やり方が合わないといった理由で、ついイライラしてしまうという方も多いでしょう。夫婦間で協力して子育てができない状態が続くと、次第に諦めのような気持ちが生まれてしまうこともあります。しかし、親の心身の健康や子どもの将来を考えると、イライラを放置してしまうのは望ましくありません。
今回は、子育て中に旦那さんにイライラしてしまう主な原因と対処法について、解説します。
子育て中に旦那にイライラしてしまう原因
子育てを始めてから、子どもが生まれる前に比べて、旦那さんにイライラする機会が増えたと感じる方は多くいます。悩みを解消するために、まずはイライラの根本的な原因を考えてみましょう。
子育てに非協力的でワンオペ育児になっている
旦那さんが「子育てや家事は母親の役目」と考えており、協力を得られずにワンオペ育児の状態になっていると、日々の忙しさに精神的な不安が重なってイライラが生まれてしまいます。共働きの場合だけでなく、専業主婦の家庭であっても、育児をすべて任せきりにしてしまうのは、親子関係の構築という観点からも望ましくないことです。
子育てや暮らしに関する価値観が合わない
育児に積極的な旦那さんであっても、子育ての方針や暮らしに関する価値観が合わず、お互いに「そうじゃない」と感じてイライラが生まれるケースも少なくありません。子どもに関する重要なことを相談なく勝手に決められたり、自分の考えを全面的に否定されたりすると、旦那さんへの不信感も抱いてしまうでしょう。
旦那へのイライラを放置するのは危険!
育児中に旦那さんへのイライラを感じたら、すぐにその原因を考えて問題を解決することを目指しましょう。不満を抱え込んだまま長い時間が過ぎると、いつの間にか夫婦の仲に亀裂が生まれてしまいます。その空気感は子どもにも伝わって精神的な負担となってしまうため、わが子の健やかな成長のためにもイライラの放置は厳禁です。
子育て中に旦那にイライラしてしまうときの対処法
子育て中に旦那さんにイライラしてしまうことが増えたと感じたら、早い段階でその原因を見つけて対処法を考えましょう。夫婦間のコミュニケーションを強化することのほか、あえて家庭から離れる時間を作ることも有効です。
育児・家事の分担や暮らしのルールを明確に決める
旦那さんが子育てや家事に非協力的であることがイライラの原因なら、話し合いを行って、育児・家事の分担や暮らしのルールを明確に決めるのがおすすめです。具体的に、自分が毎日どれだけのタスクをこなしているのかを示し、負担がかかりすぎていることを伝え、まずは旦那さんが取り組みやすいこと・得意なことから任せるようにしてみてください。
お互いに完璧を求めない
自分にとっての理想的な子育てを実現するのは、旦那さんや周囲の人の協力があってもなお難しいことです。お互いが自分のやり方や理想にこだわりすぎず、完璧を求めない心構えをすることで、ある程度プレッシャーから解放されて気持ちが楽になるかもしれません。
家庭の外で人とのつながりを持つ
特に、自宅で子育てと家事に専念している方は、わが子と旦那さん以外の人とのコミュニケーションが皆無の状態になりやすいです。ストレスを伴う狭い人間関係の中で生きていると、精神的な負担がかかり続けてしまうため、忙しい中でも友人などとのつながりを絶やさないようにしましょう。
専門家のカウンセリングを受けてメンタルケアを行う
気分の落ち込みや自己嫌悪感といった精神的な不調を強く感じていたり、誰かに話を聞いてもらいたいけれど頼れる相手がいなかったりする場合などは、専門家のカウンセリングを受けるのがおすすめです。
プロのカウンセラーが在籍するカウンセリングルームでは、子育て中の強いストレスなどによって歪んでしまった認知にはたらきかける「認知行動療法」を用います。加えて、もっと奥深くにある根本的な思考パターン(スキーマ)の偏り・ずれを修正する「スキーマ療法」によって、マイナス思考に陥りがちな心の負担を軽減することを目指すことが可能です。
まとめ
子育て中に旦那さんにイライラしてしまう主な原因は、育児・家事への非協力的な態度や、子育て・暮らしに関する価値観の相違などです。パートナーへのマイナスな気持ちが少しずつ積み重なっていくと、いつの間にか夫婦仲に大きな亀裂が生まれてしまうことがあります。子どもの人生にも関わってくるため、辛い気持ちは絶対に放置しないようにしましょう。
育児や夫婦関係に関するお悩みは、ぜひ横浜市港南区の女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」までご相談ください。認知行動療法をメインとしたカウンセリングで心を楽にしながら、イライラの原因を解消する方法を一緒に考えてみませんか?
2024/10/05
子育てに失敗はない!辛い気持ちを解消して子どもの存在を認めてあげよう
子育ては、予想外の出来事の連続です。すべてを思い通りに進めていくことは不可能だと分かっていながらも、ふとしたときに「子育てに失敗した」と考えて、悩んでしまうことがあるかもしれません。
しかし、子育てに成功や失敗はありません。今回は「子育てに失敗した」と思ってしまう理由を探り、子どもやその親である自分の存在を認めてあげる方法について、考えていきましょう。
子育てに失敗はない
「子育てに失敗してしまった」と考えている方にはじめにお伝えしたいのが、子育てに成功・失敗はないということです。子どもが生まれる前、成長する前に思い描いていたような姿にならなかったとしても、子どもはそれぞれの個性をもって自分の人生を生きています。
思い通りに育てられなかったと自分を責めるのではなく、わが子のありのままの姿を受け入れて、子どもの存在とともに、親である自分のことも肯定してあげることを目指しましょう。
子育てに失敗したと感じてしまう理由
まずは、自分がなぜ「子育てに失敗した」と感じてしまうのか、その理由を分析してみましょう。
親の言うことを聞かない・強く反抗する
親の言うことを聞かずに勝手な行動をとったり、強く反抗するようになったりしたときに「甘やかしすぎてしまったのでは」と感じるのはよくあるケースです。特に、幼い頃は素直に言うことを聞く子であった場合、ショックが大きいでしょう。
周囲の子どもと同じことができない
学校での勉強や運動、そのほかの生活面において、極端に苦手なことが見つかると「自分の教育が不足していたのでは」と感じることがあるかもしれません。子どもの将来を不安視し、親としてうまく導いてあげられなかったと自分を責めてしまう方もいます。
何事にも消極的・無気力である
子どもが日頃から興味関心をもって取り組んでいることがなく、将来も自分が何をやりたいのか分からないという消極的・無気力な様子がうかがえると、親としては心配に思うものです。「あのときあれをやらせれば良かった」という後悔の念が湧いてきてしまう方もいるでしょう。
子育てに関する辛い気持ちを放置することで起きる問題
「子育てに失敗した」と感じてしまって辛い状態にあるときは、早期にケアをすることが重要です。辛い気持ちを放置すると、さらに重大な問題につながってしまうことがあります。
子どもに精神的な負担がかかる
もし、自分の親に「子育てに失敗した」と思われていると分かれば、子どもは大きなショックを受けるでしょう。親が抱えている辛い気持ちが伝わってしまうと、子どもにとって精神的な負担となり、現在抱えている問題がさらに悪化してしまうことが考えられます。
親の育児うつなどの病気につながる
育児中に強いストレスや不安感にさらされた親は、うつ病をはじめとした、さまざまな精神疾患に発展することもある危険な状況に置かれます。自身の健康のため、そしてわが子を守るためにも、辛い気持ちは放置せず適切にケアしなければなりません。
子育てに関する辛い気持ちへの対処法
子育てに関する辛い気持ちをケアするための2つの対処法をご紹介します。
子どもの良いところに目を向け、存在を肯定する
わが子を周囲の子どもと比べてしまっている場合は、わが子の良いところに目を向けて「この子はあれが苦手だけれど、こんなことができる」と認めてあげましょう。子どもの存在を肯定することは、親として育て上げた自分を肯定することにもなり、辛い気持ちを抱える心の解放につながります。
専門家によるカウンセリングを受ける
子どもの存在がきっかけとなって生まれた辛い気持ちを、子ども自身に伝わる形であらわにすることは、極力避けるべきです。辛い気持ちを聞いてほしい・誰かに悩みを相談したいと思う状況であるなら、専門家によるカウンセリングを受けることをおすすめします。
子育てを通じて「育児に失敗した自分はダメな親だ」と考えてしまうようになった方には、自分の思考を冷静に見直す認知行動療法が有効です。一方、マイナス思考のきっかけが子育てではなく、もっと奥深くに潜むスキーマ(思考の基になる枠組み・価値観)に原因がある場合は、スキーマ療法によって思考の歪み・ずれの修正を目指せます。
まとめ
子育てに成功や失敗はありません。しかし、わが子と真剣に向き合って日頃気にかけているからこそ、周囲の子どもと比べて不安になってしまうこともあるでしょう。ときに後悔や反省が生まれるのは、決して悪いことではありません。
横浜市港南区にあるカウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、仕事や子育てなどさまざまなことに関して悩む女性の方に向けて、認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っています。辛い気持ちは1人で抱え込まず、ぜひお気軽に相談にいらしてください。心を楽にしながら、お子さまとともに、健やかに人生を歩む方法を考えていきましょう。
2024/09/29
共働きでの子育てがしんどい原因とは?育児と仕事の両立のヒントについて解説
共働きでの子育てがしんどい・辛い・大変と感じてしまうことに、お悩みの方も多いでしょう。子育てと仕事を両立させるためには、パートナー間での連携と協力の体制が欠かせません。
今回は、共働きでの子育てがしんどいと感じてしまう原因や、辛い気持ちを放置することで生まれる問題、辛い心を楽にするための対処法について解説します。
共働きでの子育てを「しんどい」と感じる原因
共働きでの子育てを「しんどい」と感じてしまう原因は、さまざまなものがあります。辛い気持ちを解消するために、その根本にある問題は何なのか考えてみましょう。
時間的な余裕がない
共働きで子育てをする場合の一番の課題は、時間的な余裕のなさではないでしょうか。わが子とゆっくり過ごす時間を確保することも難しいような状況で、子育てを楽しめず、しんどい・辛い・大変という気持ちばかりが積み重なってしまうケースは少なくありません。
子育てが仕事に支障をきたしてストレスを感じる
子どもを抱えながら、そうではない方と同じように日々の仕事をこなすのは、非常に難しいことです。保育園のお迎えの時間に間に合わせるために残業ができない、子どもが体調を崩した日は突然休まざるを得ないなどの縛りも多いです。「思い通りに仕事を進められない」「職場に迷惑をかけてしまう」という罪悪感から、ストレスが生じることがあります。
パートナーとのコミュニケーションが減ってしまう
お互いが仕事と子育てで手一杯な日々を送り、パートナーとのコミュニケーションが減るのも、共働き家庭によくある問題です。会話を交わす機会がなくなって孤独感が生まれるだけでなく、気持ちのすれ違いを起こしてしまうこともあるかもしれません。
辛い気持ちを抱えたまま過ごすことで生じる問題
共働きでの子育てがしんどい、辛いと感じる状態を放置してしまうと、親や子どもの心身の健康にも影響するさまざまな問題につながります。
パートナーとの関係性が崩れてしまう
一方が子育てに非協力的であったり、育児に関する価値観が合わなかったりする状態が続くと、次第にパートナーに対する不信感が生まれて、関係性が崩れてしまいます。その状態がさらに進行すると離婚の危機に陥り、子どもに精神的な負担をかけてしまうことにもなりかねません。
育児うつなどの重大な病気を引き起こす
子育ては、心身に大きな負担がかかるものです。それを仕事と並行して行うとなれば、なおさら多方面からのストレスや疲労が蓄積していき、育児うつなどの重大な病気を引き起こしてしまう危険があります。
共働きでの子育てが大変な時期
共働きでの子育てが特に大変なのは、乳児期の0歳から、小学校低学年にあたる8歳くらいまでといえるでしょう。この期間は、1人だけに育児や家事の負担がかかる、ワンオペ育児を避ける心がけが非常に重要です。
仕事のスケジュールや家事分担に関してよく話し合い、身体的・精神的な負担を2人で分け合うことを意識してみてください。忙しい中でも、片方だけではなく、両親がしっかりと子どもとコミュニケーションをとる時間を作ることも大切です。
共働きの子育ての負担を減らすための対処法
日々の子育ての負担を減らし、辛い状況の改善につなげていくための対処法をご紹介します。
身近な知り合いや子育て支援サービスを頼る
無理をして両親だけで子育てを行おうとするのではなく、必要なときは身近な親族や友人、子育て支援サービスなどを頼りましょう。しんどい・辛い気持ちが大きくなってしまったときは、子どもを一時的に預けて休息に専念し、心身の調子を整えることが大切です。
パートナーとの連携を深める
パートナー同士で協力し合うことが非常に重要です。育児・家事の分担についてよく話し合うほか、日頃のコミュニケーションも兼ねて、子育て中に気づいたことや仕事の状況に関する情報共有を行うなどして、連携を深めましょう。
カウンセリングによるメンタルケアを行う
精神的な不調を強く感じている方には、プロのカウンセリングによるメンタルケアが適しています。
子育てと仕事の両立がうまくいかず「自分はダメな人間だ」という考えに陥ってしまっている方には、自分の認知の歪みに気づき、現状を客観的に見つめ直すことで心の負担をやわらげる、認知行動療法が有効です。それよりもさらに深い、根本的な思考の枠組み(スキーマ)に歪みがあって、辛い気持ちが生まれている場合は、スキーマ療法によって思考のずれの修正を目指します。
まとめ
共働きでの子育ては、何よりも時間的な余裕がないことから疲れが溜まり、精神的に追い詰められてしまうケースがあります。ワンオペ育児の状況を避けることを強く意識して、日頃からパートナーとコミュニケーションをとり、協力しながら子どもに向き合いましょう。
横浜市港南区にある女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」では、認知行動療法をメインとしたカウンセリングを行っています。子育てと仕事に追われて忙しく過ごしている方こそ、思い切って心を休める時間を作ることが大切です。ガス抜きをするような気持ちで、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
2024/09/22
子どもにイライラしてしまう…。こんな自分が嫌だ!育児ストレスを解消する方法とは?
子育て中に、かわいいはずのわが子にどうしてもイライラしてしまう…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。マイナスな気持ちになるのは、決して悪いことではありません。そんな自分の気持ちに気づき、その都度適切なケアを行うことが大切です。
今回は、子どもに対してイライラしてしまう原因や、育児中のストレスを放置することで生まれる問題について解説します。
子どもにイライラしてしまう原因
日頃どれだけわが子に愛情を注いでいても、ふとした瞬間にイライラを感じてしまうことは誰しもあるものです。悩みを解消するために、まずはイライラの根本的な原因を考えてみましょう。
思い通りの子育てができない
子どもは、親の思い通りには動いてくれないものです。良かれと思ってしたことを嫌がられてしまったり、予想だにしていなかったトラブルが発生したりすることもあるでしょう。「理想的な子育て」に囚われすぎていると、イレギュラーに対して過剰なイライラが生まれてしまいます。
子育てに焦りや不安を感じている
同じ時期に生まれたほかの子にできていることができない、変わった行動をとるなどの様子の多くは、成長過程で生まれる個性のひとつといえます。わが子の周囲とは違う様子に焦りや不安を感じていると、些細なことにもイライラしてしまうでしょう。
親が心身の調子を崩している
育児中の親は、生活リズムの乱れやストレスなどが原因で、心身の調子を崩しやすいです。特に精神的な不調を起こしているときには、健康な状態なら気にならないことに対しても、イライラしてしまう傾向にあります。
育児のストレスを放置することで生まれる問題
育児中に感じたストレスを放置すると、親自身だけでなく、子どもの人生にも影響する大きなトラブルに発展してしまうことがあります。
子どもに必要以上にきつくあたってしまう
親が心身の不調を抱えたまま子育てを続けていると、些細なことで過剰に怒ったり、最悪の場合手をあげてしまったりするなど、トラブルを引き起こす危険性が高まります。親から抑圧されて愛情を感じにくい環境で育った子どもは、大人になってからも精神的に不安定な状態に陥りやすいです。
親の心身の重大な病気につながる
心身の不安定な状態が続くと、自力では治せない重大な病気につながってしまうこともあります。特に、うつ病などに代表される精神疾患は、一度発症すると完治が難しいため、無理をせず早い段階でケアを行うことが非常に重要です。
子どもへのイライラを静めるための対処法
子どもに対してイライラしてしまう状況が続く場合は、自分の体調や心の状態を見つめ直してみましょう。イライラを静めるための対処法をご紹介します。
子どもから離れて休息をとる
疲れが溜まっていると感じるときは、親族や友人、地域の福祉施設などを頼って、一時的に子どもを預かってもらい、ゆっくりと睡眠をとるなどして体調を整えましょう。子育て中はどうしても子ども優先の生活になりますが、自分の手で子どもを守るためにも、まずは親自身が健康であることが大切です。
完璧な子育てへのこだわりを捨てる
完璧な子育てにこだわりすぎると、子どもが思い通りに動いてくれない、周りの子どもよりも発達が遅い気がするといった不安・ストレスが生まれやすいです。子どもの成長過程の一つひとつを個性として受け入れ、理想とは違った結果になったことも、良い思い出と考えることを意識してみてください。
専門家のカウンセリングを受ける
少しの休息や心がけでは改善できないほど、心の不調が深刻であるときは、無理をせずに医師やカウンセラーなどの専門家を頼りましょう。
専門家によるカウンセリングでは、ストレスなどの影響で凝り固まってしまった認知を解きほぐす「認知行動療法」や、根本的な思考の歪みを修正する「スキーマ療法」を用います。イライラの原因を見つけ、自分の思考の不安定な状態を自覚することで、状況の改善を目指せます。
まとめ
子どもに対してイライラを感じるのは、育児中なら誰しもが経験することです。そんなときには、辛い気持ちを一人で抱え続けるのではなく、パートナーや親族、友人、専門家など、周囲の人を頼りながら適切な形でケアすることが大切です。
育児に関するお悩みをお持ちの方は、横浜市港南区の女性限定カウンセリングルーム「キミィ・メンタル・サプリ」までお気軽にご相談ください。子どもには見せられないイライラや落ち込んだ気持ちを共有していただき、心を楽にしながら、心身ともに健康な状態でお子さまとの人生を歩むための方法を考えていきましょう。