2022/11/09
失った自信の取り戻し方
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「もし何か自信をなくしてしまった時、どう立ち直るのか」というお話です。
皆さんは何かひとつのことに失敗したのをきっかけに、何もかも嫌になったり、自分は全くダメな人間だという風にすっかり自信を喪失したことはありませんか。
一生懸命取り組んでいたこと、目標に向かって頑張っていたことが、思うに任せない結果や目標を達成できなかった時など、人は落ち込み自己肯定感が下がって自暴自棄になってしまいがちです。
全てが悪かったわけでも努力しなかったわけでもないのに、人は案外「もうだめだ」と全否定してしまうのはなぜでしょう。
それは人の思いがそのことに集中して、日常生活から人間関係までそれをターゲットにコントロールし、摂生してきたからではないでしょうか。だからこそそれをクリアできなかった時に大きな挫折を味わい、立ち上がれなくなってしまうのです。
受験・就職・資格試験・恋愛・結婚など、人が大きな目標を掲げてそれに向かって挑戦する機会は人生に何度も訪れます。そして、それがかなえられれば喜びや達成感は大きく、かなえられなければ大きな挫折感や喪失感を味わうことになるのです。
そこから立ち直るには少し時間が必要です。まずは労をねぎらい、ゆっくり休むことが大切です。
体の栄養になるものを採るのはもちろん、心の栄養になるものを何か取り入れることが重要です。
それが何かは人それぞれ違うので、皆さんがリラックスできる大好きなことやものを選んで取り入れることです。
そして、全否定してしまいたくなる気持ちを少しずつ解きほぐし、よかったこと、出来ていること、学んだことや得たことなど、+の面にフォーカスして自分を観察してみましょう。
自己肯定感が下がって自信を失っている時はどんな小さなことでもいいので自分の自信につながるような出来事やものごとを紙に書き出してみると意外と頑張った自分の姿が浮かび上がってくるものです。
と同時に失敗に至る原因やきっかけなども見えてくるかもしれません。
そうやって自分の行動や言動などの整理整頓をすることで、落ち着きを取り戻し、自分を認めてあげることができるのです。
人生山あり谷あり、いろいろなことが起こります。たとえ、谷に突き落とされたと思う事態の中にも学びや気づきがあり、それを糧に再び新しい一歩を踏み出すこともできるのです。
さあ、今日はいい天気です。まずは朝食をしっかり食べて、太陽の光を浴びてみましょう。
何かカウンセリングにお手伝いできることがあれば、いつでもお声をかけてください。
2022/11/02
介護に頑張りすぎないで
こんにちは、横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は介護に関わっている方が頑張りすぎると疲れてしまうよというお話です。
カウンセリングルームに通っていらっしゃる方の中には、目下、親の介護の真っ最中という方が何人かいらっしゃいます。
その方たちの悩みは介護と自分の生活のバランスが取れず、心身ともに疲弊しているということです。
介護とひと口に言っても、自分の親なのか義理の親なのか、女性か男性か、介護を受ける方の状態、どこに住んでいてどの程度の関わり方などかなど、それぞれご事情はまったく違います。
しかし、共通して言えることは「私が頑張らなければ」という思いと「そうはいっても自分の生活が乱されて介護に翻弄されている」ということでしょうか。
元気な人間同士の関わりは適切な距離を保ちながら、自分の考えや気持ちを大切にすることができるのですが、介護に関わるとそれが徐々にできなくなり、元の自分らしさが失われていくという結果になりがちです。
それをいかに巻き込まれずに上手に乗り切るかは「頑張りすぎない」「誰かに助けを求める」という2点に絞られます、
大体、介護で疲れ切ってしまう人は真面目で責任感が強く、優しい心の持ち主です。介護が必要になった人を前に「私が頑張らなければ」と引き受け、キャパオーバーの働きの挙句自滅してしまうのです。
だいたいそういう方は人に任せたり、誰かの援助を受けることを良しとしない方が多く、周囲にいろいろなサービスやヘルプの機能があっても、よく調べもせずにひとりでしょい込もうとする傾向があります。
現在の辛い状況を誰かに打ち明けたり、聴いてもらうだけでも少しはスッとするものですが、それさえ、歯を食いしばってしまい、孤独な戦いを続けている方のなんと多いことか。
介護はあなたとご縁のあった方との最後の大切なお付き合いです。優しい気持ちで接することができる範囲で介護することが大切です。それを越えている部分はためらいなく行政や民間の支援制度やサービスを利用すべきですし、介護の憂さを時折パーッと晴らすストレスコーピングもとても重要です。
それは介護する方もされる方も気持ちよく明るく生活するコツだと思います。
あなたなら介護の憂さを何で晴らしますか?旅行ですか?外食ですか?カウンセリングという手もありますよ。
カウンセラーはあなたに寄り添い、あなたの身になってお話を伺います。
カウンセリングでお役にたてることがあるなら、ためらわずにお声をかけてください。
お待ちしております。
2022/10/26
心と体はリンクする
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
急に寒くなってきましたが、いかがお過ごしですか。
さて、本日は「人の心と体はリンクしているので、どちらかが悪くなるともう一方も不調になる」というお話です、
「病は気から」という言葉をご存じですか。「病は気の持ち方によってよくも悪くもなる」という意味です。そうなると人それぞれの性格(たとえば、楽観主義と悲観主義や心配性など)がだいぶ影響しそうな感じがしますね。その病そのものにも2種類あって、それは体に異常をきたす病と、心が健康でなくなる病ということになります。
普通、病とか病気という場合は内臓疾患や外からのウィルスなどで起こる風邪やコロナ、インフルエンザなどを差しますので、まずは心が病んでいるというふうには考えないのが一般的でしょう。
しかし、人は体の病にかかってしまうと、ガッカリしたり不安になったり、確実に心にも影響を及ぼしますので、気持ちが沈むだけでなく時にはうつ状態にまで陥ってしまいます。
心と体はリンク、つまり、大いに関係がありますので、体調に異変が起きれば心も凹んで元気がなくなりますし、体が回復すれば心も回復するものです。
また、人間関係のトラブルやご自身の問題などで悩み事を抱え、心が沈鬱な状態になっている時は心因性の病気を引き起こすこともあります。そうなると心の不調と体の不調の両方を治さない限り、本当の意味の健康を取り戻すことはできないのです。
カウンセリングにいらしている方の中には、悩み事の相談にみえていたのに、その後、悩みを抱えている内に体調もすごく悪くなってしまって、カウンセリングが続けられなくなり、しばらくお休みするという方が時折いらっしゃいます。
そうなってしまっては、どこから手を付けたらいいのかという気持ちになって、家に引きこもってしまうこともありますので、心と体はリンクしているとどこかで意識して、どちらかが不調だなと思ったら、そのことを解決できる体力と気力が残っている内に行動を起こすことがとても大切です。
病は心も体も手遅れにならないうちに早期発見で手当てをすることが肝心なのです。
「その不調、放置しないで!!」
あなたに必要なのは医療ですか、カウンセリングですか。
お力になれることがあるようでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お待ちしております。
2022/10/19
男のプライド
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「やっかいなもの、それは男のプライド」というお話です。
当カウンセリングルームは女性限定を謳っていますので、ご夫婦やカップルでお見えになる方以外はクライアントさんは女性なので、その人間関係のお悩みの多くは夫やパートナーとの関係における悩みということになります。
夫(パートナー)と価値観が合わないとか、子育てのことで意見が食い違うとか、夫が女性問題を起こしたなど、理由は様々です。
そうした問題を解決しようとして、相手と話し合いをしよう、コミュニケーションをとろうという時に女性には理解しがたい男性の考え方や言動にぶつかることがあります。
それは「男のプライド」です。よく「男の沽券にかかわる」とか「男のメンツが立たない」などといった言い方がありますが、女性からすると「何をそんなつまらない意地を張っているのか」「何なの、男のプライドがどうのこうのって」と思うような理解不能の態度や言動で女性の前に立ちはだかろうとするのです。
男性には「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えない人が多く、問題が起きた時や女性に問い詰められた時に内心、自分の非を認める部分があるのに素直に表現できないようです。
そこには「男のプライド」や「男の沽券にかかわる」事情があるらしく、それはとりわけ妻やパートナーの女性に対して発動されてしまいます。
そのことを分かってしまえば「ハイハイ、プライドが許さないのね」と流すこともできるのですが、大抵の女性はそこまで寛大な心を持ち合わせていないので、険悪な状況に陥ることも少なからずあるというわけです。
「男のプライド」とは武士でいえば鎧のようなもので、外界で戦うには必須のものなので、人が成長するにつけ身に着けてきた処世術のひとつと言えます。
しかし、それを妻やパートナーのように身近で大切な関係の人に対して、振りかざすのはいかがなものでしょう。
そんな「男のプライド」を振りかざす困った夫やパートナーをもったあなた、もし、どのように気持ちを保てばいいのか、どうしたらコミュニケーションを円滑にできるようになるのか、悩んでいらっしゃるなら一度カウンセリングを受けてみませんか。
同性のカウンセラーが親身になってご相談に応じます。
2022/10/12
人格否定は最悪の叱り方
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「叱り方のコツ」についてのお話です。
生きていると親が子に、夫が妻に、上司が部下に、先生が生徒になど、人を叱ったり怒ったり、叱られたり怒られたりすることもありますよね。
そんな時、やっていはいけないこと、相手にやられると本当に腹立たしく思うことがひとつあります。
それは「相手の人格まで否定するような言い方をする」ということです。
例えば、家のある部屋の電気がつけっ放しだったことを注意するのに「○○の部屋の電気がつけっ放しだったぞ。お前は生活の基本がなってないんだよ」というような言い方です。
「10分も遅刻するなんてどういうことだ。本当にお前のそのだらしなさが何もかもに影響してるんだよ」みたいな言い方をあなたはしていませんか。
こうした上意下達で断定的なものの言い方をするのは、自分の方が上、相手を下に見ている人が放つ言い方で、男性に多いような気がします。
「そんなにお前の方が偉いのか」「じゃあ、お前は絶対にそんなことはしないのか」と叱られたり怒られたりした側は内心、反発を覚えるような言い方です。言われた側は人格まで否定されたと感じるので、素直に指摘されたことを悪かったと思えず、反抗心が芽生えてしまいます。
叱る時や怒る時はそのことだけを注意すべきです。
相手がそのことを反省できること、行動を変えることができることが目的なのですから、人格否定されたと感じて反抗心まで抱くような言い方をしてしまっては逆効果です。
それこそ叱った人の人格を疑われてしまいます。
人はコミュニケーションを通して誰かと生活していますが、そのコミュニケーションの仕方には個性がでますね。そこを円滑にできる人とできない人の差は何でしょう。
本日は日常のふとした一コマに感じた、ものの言い方、特に叱り方や怒り方には気をつけないとというお話でした。