2023/06/22
リタイア夫のトリセツ
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「リタイアした後のダンナさんとの折り合いが悪い」という方のためのお話です。
少し前の朝日新聞の「定年クライシス」というコラム欄にとてもおもしろい記事を見つけました。
キャリアコンサルタントの原沢修一さんが自戒を込めて『意地・見え・プライド・嫉妬』は男の心の四大生活習慣病だと書いてありました。
思わず膝を叩いて笑ってしまいましたが、まさにその通りだと思います。
それゆえ、素直に「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えないために妻に疎まれ、家のことなんて大した仕事じゃないと軽んじたツケが定年後に回ってくるといった内容でした。
あなたのダンナ様もそういうタイプではありませんか?
大なり小なり共感する女性は多いと思われますが、そうした夫をもつ妻が夫の定年後に体調を崩したり、うつ気味になったりするケースがとても増えています。
夫がそうした自分に気づいて言動が変ってくれればいいのですが、何しろプライドが邪魔をして、意地を張っているのが特徴ですから、なかなか謙虚に感謝して妻に接するなんてことは起きないのが現実です。
「女性限定」を謳っている当カウンセリングルームとしては、そんな夫をもつ女性のためのカウンセリングを行っています。
まずは男性という動物はいろいろな意味で女性とはだいぶ違うということを認識し、その習性を理解してしまうことです。
男性と女性は同じ人間でもだいぶものの考え方や受け取り方が違います。更に年代差もあり、個人差もありますが、総じて似た傾向があるのは確かです。
腹が立ったり、理解に苦しむ気持ちはよくわかりますが、夫は自分とは別の動物だと思ってしまえれば、そこから対処法が見つかるかもしれません。
当カウンセリングルームは女性カウンセラーがお話を伺います。
女性同士、まずは忌憚なく日々のうっぷんを吐きつつ、「定年後の夫」と上手につきあう方法を模索しましょう。
2023/06/16
子どもが登校拒否になったら
こんばんは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
皆さんのご家庭で学校に行きたくないと言い出しているお子さんはいらっしゃいませんか。
4月から新しい学校生活が始まったり、学年が変ったりすると、6月あたり、もしくは夏休み前くらいに疲れのピークがきて力尽きるお子さんが出てきます。
特に過酷な受験戦争を勝ち抜き、意気揚々と新生活に臨んでいる場合「さあ、親の期待に応えられるように頑張ろう」と決心しているようなお子さんほど新生活の疲れが出てきてしまいがちです。
朝、起きようと思っても起きられない、夜、寝たいのに眠れない、頭痛、吐き気、めまいがする、腹痛や下痢の症状があるなど、人によってさまざまな体調不良が起こり、「学校に行きたくない」という気持ちが「行かなければ」という気持ちを上回ってしまいます。
原因は学校での交友関係や先生、学業など、学校の中にある場合もありますが、その多くは親との関係、とりわけ、母親との関係に起因していると考えられています。
現代は少子化時代ですので、教育熱心で子どもに多くの関心を寄せ、お金をかけて、良かれと思ってさまざまなことを経験させ育てるという風潮があります。
しかし、それがいつのまにか過保護・過干渉になり、子どもの人生をコントロールし、過剰に期待するという構図になっていませんか。
子どもが発している症状はそうした状況へのSOSかもしれません。
本当に体に疾患がある場合もあるかもしれませんが、心の叫びの可能性もあるのです。
子どもが「学校に行きたくない」と言い出した時、「何か学校で嫌なことがあったの」と問い詰め、「学校を休んでいると辞めさせられちゃうよ」「高い授業料払ってんだからね」などという親御さんを見かけますが、それは子どもにとっては脅しです。
ふと自分の関わり方が高圧的?もしかして違った?と心当たりのある方は、ご自分の言動を振り返ってみてください。
お子さんの「学校に行きたくない」のサインを見逃さないでください。
そういう時こそ、カウンセリングを受けて、ご自分の関わり方を見つめ直す必要があるかもしれません。
焦って相手をどうこうしようと思う前に、ご自分に問いかける機会をもっていただきたいと思います。
お心当たりのある方は、是非、一度ご相談ください。
お待ちしています。
2023/06/07
男性はカウンセリングを躊躇する
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今朝は梅雨入り間近の貴重な晴れですね。
本日のテーマは「男性はカウンセリングを躊躇する」で、男性の特質についてのお話です。
当カウンセリングルームは女性限定を謳っているので、基本、クライエントさんは女性の方です。しかし、ご夫婦カウンセリングは受け付けていますので、そういう場合は初回だけおふたりで来ていただき、2回目以降は別々のセッションになります。
なぜ、女性限定なのかといえば、カウンセラーが女性なので、女性の悩みには女性のカウンセラーの方が安心なさるだろうし、より寄り添うことができるだろうというのが理由です。
しかし、女性限定を謳わなくても、もともとカウンセリングを希望する方は女性の方が断然多いので、普通にしていても女性限定とあまり変わらないのではというのが実感です。
それは男性の方がカウンセリングのような場で「自分の悩みを人に聴いてもらう」とか「人に相談する」という発想が乏しく、自分一人で抱え込んで自分で解決しようとする傾向が強いからだと言えるでしょう。
男性は見栄っ張りでプライドが高いので、人に弱みをみせたり、泣き言をいったり、アドバイスをもらったりすることを良しとしない人が多く、カウンセリングを受けて、自分が思い悩んでいることを人にさらけ出し、人に助けを求めることに抵抗があるのではないでしょうか。
結果、社会から離脱し、ひきこもりになる人は圧倒的に男性が多いわけですが、そうなる手前で人に救いを求められない悲しい性と言わざるを得ません。
確かに人に弱みを見せたり、時には人前で涙を流すなんて、恥ずかしいことかもしれませんが、人生にはいろいろなことが起こるので、ひとりで抱え込んで袋小路に迷い込んでしまう前にどうするべきか、プロの手を借りて自らの道を拓くことが必要な時もあるのです。
どうかあなたの周りに悩める男性がいらっしゃるなら、ひとりで悩まないで誰かに話してみたらと声をかけてあげてください。
また、あなたがその当事者の男性なのでしたら、この人になら話してみようかなと思えるカウンセラーを検索してみてください。
私でよければ、いつでもお話を伺います。お待ちしています。
2023/06/02
自分の思い通りにいかない時
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今日の横浜は朝から激しい雨です。これで早くも梅雨入りでしょうか。
さて、本日は「自分の思い通りにいかない時」というテーマです。
人生には何度となく自分の思い描いた筋書きとは違うとか、相手の反応が思っていたものと違うという経験をなさったことがあるのではないでしょうか。
「~しようと思ったけど相手とうまくかみ合わない」「~になればいいと期待したけど、全く違う結果になった」「自分では精一杯がんばったけどダメだった」など、相手がある場合もご自分の力不足やご自分の問題の時もあることでしょう。
そんな時、あなたはどんな風に心の折り合いをつけますか?
いつまでもそのことをズルズル引きずるタイプですか?
後悔して自分を責めるタイプですか?
相手のせいや何か別のせい(政治・経済など)など外的な要因のせいだと思うタイプですか?
それともスパッと切り替えができるタイプですか?
いろいろなシチュエーションに対し、様々な対応があると思いますが、その時、いわゆるポジティブシンキングのできる人とできない人では相当違いが出てきてしまいます。
同じようなことに遭遇しても、その後の対応によっては人生に差が出ると言っても過言ではありません。
「七転び八起き」ということわざがあるように七回転んでも都度都度起き上がれる人は最後には起き上がって前を見ることができるのです。
もし、転んでしまって、どうやって起き上がったらいいのか凹んでしまった時は、一体、何が自分に起こったのかよく観察してみてください。
渦中にいる人はなかなか自分らしさを取り戻すことができないと思いますが、一歩引いて思い通りにならない自分を見つめてみると、何か見えてくるものがあるかもしれません。
起き上がる知恵と解決策はそれぞれご自分の中にあると思います。
それを見つけるためにも今の自分の状態を見つめ直すことが必要ですね。
2023/05/25
妻に夫の悪癖は止められない
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「妻に夫の悪癖は止められない」というタイトルで、夫婦という人間関係の難しさのお話です。
夫婦というのは実に厄介な人間関係で、一番近くにいるはずなのに「あなたにだけは言われたくない」とか「お前に言われると腹が立つ」など、意地の張り合いのようになって素直に相手の言うことに耳をかせないことが多いようです。
当カウンセリングルーム(女性限定)にみえる女性の中にもこうした夫に不満をもっているけど、夫が自分の言うことに耳をかたむけないので、夫婦関係がこじれていたり、修復できずにいる方が何人もいらっしゃいます。
例えば、夫がいつもは穏やかなのに、お酒が入ると人が変ったようになり、家で暴力をふるうとか、外で飲んで大金を使ってしまうとか、人に迷惑をかけたなど、お酒の飲み方を改めさせたいのに全く言うことを聞かなくて困っている。もはや夫はアルコール依存症なのではないかというようなケースです。
それは実は共依存といって、妻が「この人には私がいなければだめなんだ」という意識がはたらいているように見受けられます。
こうなると夫は妻の言うことをきかないばかりか、甘えてきて、何かと妻の目を盗んでお酒を飲もうとしたり、酒代を無心してお酒を手に入れようとしたりします。
しらふの時や冷静に話せる時を狙って話し合えば、断酒を約束するのですが、また、なにかのきっかけがあればズルズルと元の木阿弥になるという話はよく聞きます。
こういう時はもはや妻の言うことを素直に聞く状態にはありませんので、だれか他人、つまり医師やカウンセラーに強く諭してもらう必要があるでしょう。
何かお酒、たばこ、ギャンブルなど、依存症になっていて家庭を壊しかねないことに対する助言に関して、夫にとって妻、妻にとって夫という間柄は実に微妙な心理がはたらいて「意地でも止めない」「プライドが傷ついた」といった意味不明な理由で素直になれないのが夫婦という不思議な人間関係です。
我が家の場合でも正にそれだなとお心当たりがある時は、そのことをズバッと指摘してくれるような赤の他人に助言してもらうことをオススメします。
当カウンセリングルームは女性限定ですが、ご夫婦のカウンセリングは受け付けています。初診の後、男性の側のカウンセリングも承っおります。
もし、カウンセリングをご希望でしたら、いつでもご連絡ください。
お待ちしております。