2023/06/07
男性はカウンセリングを躊躇する
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今朝は梅雨入り間近の貴重な晴れですね。
本日のテーマは「男性はカウンセリングを躊躇する」で、男性の特質についてのお話です。
当カウンセリングルームは女性限定を謳っているので、基本、クライエントさんは女性の方です。しかし、ご夫婦カウンセリングは受け付けていますので、そういう場合は初回だけおふたりで来ていただき、2回目以降は別々のセッションになります。
なぜ、女性限定なのかといえば、カウンセラーが女性なので、女性の悩みには女性のカウンセラーの方が安心なさるだろうし、より寄り添うことができるだろうというのが理由です。
しかし、女性限定を謳わなくても、もともとカウンセリングを希望する方は女性の方が断然多いので、普通にしていても女性限定とあまり変わらないのではというのが実感です。
それは男性の方がカウンセリングのような場で「自分の悩みを人に聴いてもらう」とか「人に相談する」という発想が乏しく、自分一人で抱え込んで自分で解決しようとする傾向が強いからだと言えるでしょう。
男性は見栄っ張りでプライドが高いので、人に弱みをみせたり、泣き言をいったり、アドバイスをもらったりすることを良しとしない人が多く、カウンセリングを受けて、自分が思い悩んでいることを人にさらけ出し、人に助けを求めることに抵抗があるのではないでしょうか。
結果、社会から離脱し、ひきこもりになる人は圧倒的に男性が多いわけですが、そうなる手前で人に救いを求められない悲しい性と言わざるを得ません。
確かに人に弱みを見せたり、時には人前で涙を流すなんて、恥ずかしいことかもしれませんが、人生にはいろいろなことが起こるので、ひとりで抱え込んで袋小路に迷い込んでしまう前にどうするべきか、プロの手を借りて自らの道を拓くことが必要な時もあるのです。
どうかあなたの周りに悩める男性がいらっしゃるなら、ひとりで悩まないで誰かに話してみたらと声をかけてあげてください。
また、あなたがその当事者の男性なのでしたら、この人になら話してみようかなと思えるカウンセラーを検索してみてください。
私でよければ、いつでもお話を伺います。お待ちしています。
2023/06/02
自分の思い通りにいかない時
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今日の横浜は朝から激しい雨です。これで早くも梅雨入りでしょうか。
さて、本日は「自分の思い通りにいかない時」というテーマです。
人生には何度となく自分の思い描いた筋書きとは違うとか、相手の反応が思っていたものと違うという経験をなさったことがあるのではないでしょうか。
「~しようと思ったけど相手とうまくかみ合わない」「~になればいいと期待したけど、全く違う結果になった」「自分では精一杯がんばったけどダメだった」など、相手がある場合もご自分の力不足やご自分の問題の時もあることでしょう。
そんな時、あなたはどんな風に心の折り合いをつけますか?
いつまでもそのことをズルズル引きずるタイプですか?
後悔して自分を責めるタイプですか?
相手のせいや何か別のせい(政治・経済など)など外的な要因のせいだと思うタイプですか?
それともスパッと切り替えができるタイプですか?
いろいろなシチュエーションに対し、様々な対応があると思いますが、その時、いわゆるポジティブシンキングのできる人とできない人では相当違いが出てきてしまいます。
同じようなことに遭遇しても、その後の対応によっては人生に差が出ると言っても過言ではありません。
「七転び八起き」ということわざがあるように七回転んでも都度都度起き上がれる人は最後には起き上がって前を見ることができるのです。
もし、転んでしまって、どうやって起き上がったらいいのか凹んでしまった時は、一体、何が自分に起こったのかよく観察してみてください。
渦中にいる人はなかなか自分らしさを取り戻すことができないと思いますが、一歩引いて思い通りにならない自分を見つめてみると、何か見えてくるものがあるかもしれません。
起き上がる知恵と解決策はそれぞれご自分の中にあると思います。
それを見つけるためにも今の自分の状態を見つめ直すことが必要ですね。
2023/05/25
妻に夫の悪癖は止められない
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日は「妻に夫の悪癖は止められない」というタイトルで、夫婦という人間関係の難しさのお話です。
夫婦というのは実に厄介な人間関係で、一番近くにいるはずなのに「あなたにだけは言われたくない」とか「お前に言われると腹が立つ」など、意地の張り合いのようになって素直に相手の言うことに耳をかせないことが多いようです。
当カウンセリングルーム(女性限定)にみえる女性の中にもこうした夫に不満をもっているけど、夫が自分の言うことに耳をかたむけないので、夫婦関係がこじれていたり、修復できずにいる方が何人もいらっしゃいます。
例えば、夫がいつもは穏やかなのに、お酒が入ると人が変ったようになり、家で暴力をふるうとか、外で飲んで大金を使ってしまうとか、人に迷惑をかけたなど、お酒の飲み方を改めさせたいのに全く言うことを聞かなくて困っている。もはや夫はアルコール依存症なのではないかというようなケースです。
それは実は共依存といって、妻が「この人には私がいなければだめなんだ」という意識がはたらいているように見受けられます。
こうなると夫は妻の言うことをきかないばかりか、甘えてきて、何かと妻の目を盗んでお酒を飲もうとしたり、酒代を無心してお酒を手に入れようとしたりします。
しらふの時や冷静に話せる時を狙って話し合えば、断酒を約束するのですが、また、なにかのきっかけがあればズルズルと元の木阿弥になるという話はよく聞きます。
こういう時はもはや妻の言うことを素直に聞く状態にはありませんので、だれか他人、つまり医師やカウンセラーに強く諭してもらう必要があるでしょう。
何かお酒、たばこ、ギャンブルなど、依存症になっていて家庭を壊しかねないことに対する助言に関して、夫にとって妻、妻にとって夫という間柄は実に微妙な心理がはたらいて「意地でも止めない」「プライドが傷ついた」といった意味不明な理由で素直になれないのが夫婦という不思議な人間関係です。
我が家の場合でも正にそれだなとお心当たりがある時は、そのことをズバッと指摘してくれるような赤の他人に助言してもらうことをオススメします。
当カウンセリングルームは女性限定ですが、ご夫婦のカウンセリングは受け付けています。初診の後、男性の側のカウンセリングも承っおります。
もし、カウンセリングをご希望でしたら、いつでもご連絡ください。
お待ちしております。
2023/05/15
悲しい箱入り娘
おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
毎日、雨ばかりで憂うつですね。
さて、昔から「箱入り娘」という言い方がありますが、意味をご存じですか。
辞書を引くと「みだりに外出させない秘蔵の娘」とあります。
いい意味では大切に育てられたお嬢様といった意味ですが、カウンセリングルームにやってくる箱入り娘たちは、その育てられ方ゆえに生きづらさを感じている様子です。
いわゆる箱入り娘の親御さんは、娘を過保護に育てていますので、幼少期「危ないから」とか「あなたにはまだ無理だから」という理由で、車の往来の激しい道をひとりで歩かせてもらえなかったり、ハサミやカッター、包丁などの刃物を使わせてもらえなかったり、「やりたい」といってもキッチンのお手伝いや自分の食べるものを器に入れたりコップに注ぐなどをさせてもらえなかったりしたようです。
こうしたことは一見、車にはねられたり、手を切ったり、何かをこぼしたりしたらいけないからという優しい親心のように思えますが、結局、子どもの「自分でやりたい」「ひとりでできるもん」といった自立心を阻害してしまい、年相応の学びがないままに成長してしてしまうことになります。
その結果、大人になっても「自分では何も決められない」「自分に自信が持てない」「依頼心が強い」などの弊害をもたらし、人の言いなりになったり、自分の意見を押し殺したりするようになってしまいます。
また、友達作りも判らず孤立するという人も多いようです。
確かに親は小さな子どもが自分でやりたがっても、親がやってしまった方が早いし失敗がないので、めんどくさいことにならずに済むかもしれません。
ひとりで行くべきところに一緒についていったり、送り迎えをいつまでも親がしていれば安全かもしれません。
しかし、そうしたことが人間関係を学ぶ場や新しい経験を積む経験を逸していることに気づいて欲しいのです。
人は自分で経験して、時には失敗しながら学んで成長していく動物です。
親離れの機会を取り上げてしまうと、後年、子どもは思いがけない苦しみを背負うことになってしまうかもしれません。
毎日の子どもへの接し方が、そのお子さんの将来を決めてしまうこともあると思って、目下、成長過程のお子さんをお持ちの方はどうぞ「可愛い子には旅をさせて」あげてください。
また、ご自身が「箱入り娘」だったなと思われる方は、心身ともに大人になる修練が必要です。
是非、お心当たりの方はカウンセリングルームにご相談にいらしてください。
お待ちしています。
2023/05/10
夫という不愉快な存在
こんばんは、横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
本日はちょっとドキッとするお題ですね。
しかし、世の中の実に多くの既婚女性が、夫のことを苦々しく思って暮らしています。
縁あって結婚したものの、歳月と共にその考え方、価値観、行動など、すべてのことに腹立たしかったり、イライラしたり…。離婚しようとまでは思わないけど(いろいろ考えあわせるとそれも大変なので)すっかり心は離れているといった奥様をこれまでどれほど見てきたことでしょう。
仲がよく見えるご夫婦でも、ある種の諦めや長年の生活の知恵のようなもので何とかなっているけど、心の底では許せないとか、理解できないと思う部分が多々あるのが現実です。
それはお互い様のこともあれば、夫はさほどに思っていない(鈍感)けど、妻は強く感じているということもあります。
カウンセリングルームにこうしたご夫婦間のお悩みでいらっしゃるクライエントさんには、まず「あなたは今後どうしたいの?」とお訊きすることにしています。
離婚したいなら離婚する方向に、離婚するつもりがないならその方向でよりよい生活が営めるよう認知行動療法で紐解きながらカウンセリングを行います。
そもそも夫は他人ですし、異性です。かみ合う部分はほんの少ししかない人間同士なのです。生育歴も経験してきたことも価値観も全く違うのですから、感じ方や考え方が違って当たり前です。
結婚当初はかみ合う部分、つまり、食の好みが似ているとか、趣味が一緒など、合う部分を見つけてうまくいくのではと思ったかもしれませんが、一緒にひとつ屋根の下に暮らすとなると、人間のもっと本質的なところでの違いが露呈してきてしまいます。
それが生活の中の大小さまざまな問題にぶつかる度に言い争いになったり、けんかに発展したりして、いつのまにか不愉快な存在になっていることもあるのです。
さあ、そのひとつひとつの違いを少し掘り下げてみましょう。
擦り合わせてうまくやっていくのか、いっそ辞めてしまうのか、あなたの人生はあなたが決めることができるのです。
カウンセリングでお手伝いできることがあるようでしたら、いつでもお話をうかがいます。
少しの勇気を出して、相談にいらしゃいませんか。