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2023/08/16

夫婦のあり方は十人十色

おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
お盆休みはいかがお過ごしでしたか。台風の影響は大丈夫でしたか。

さて、本日は「夫婦のあり方は十人十色」というテーマです。
本当にご夫婦のあり方は十組いれば十通り、百組いれば百通りだなと感じています。

当カウンセリングルームは女性限定を謳っていますが、お悩みの内容が夫婦関係やパートナーとの問題だったりする場合が沢山ありますので、そうなるとご夫婦の男女のものの見方の違いや考え方、反応の違いのようなことを深く考察することになります。

数多くのご夫婦のあり方を見聞きするにつけ感じることは、お互いに相手のことをどのくらい思いやることができるのか、男女というかなり根本的に違いのある人間同士、相手の立場や気持ちを推し量ることができるのかできないのかが大きな差を生んでいるんだなということです。

人間、知らないことに関しては肝要になれず、自分のものさしでしかものを測ることができずに、相手を傷つけるようなことを言ったりしたりしてしまいがちです。
しかし、知らないから解らないではなく、知ろうとするかどうかが問題で、一緒に暮らしていく上でうまくやっていけるかどうかの分かれ道だと思います。

人にはそれぞれ個性があり、本当に世の中にはいろいろな方がいるなあと思いますが、一度は惹かれ合い、縁あってご夫婦になった方々が、時が経つと共に相手を理解しよう、相手の身になって考えようという努力をしなくなってしまってはうまくいくはずがないのではないでしょうか。

私の知人の男性が「自分が家でやっていないことは、よく考えたらみんな妻がやってくれているから家庭がまわっているんだなと思うと、感謝の気持ちが湧いてくる」と言うのを聴いて、そんな風に思ってくれる優しいダンナさんならきっと家庭はうまくいくだろうなと思いました。

男性と女性は最初からかなり違いのある動物なので、特に、男性ならでは女性ならではの部分に関しては、相手のことは自分は知らないかもしれないと思って、より親身になって考えてみる、それが異性と一つ屋根の下で上手に家庭を営むコツなのではと思います。

カウンセリングを受けて、ご自身のご夫婦のあり方を見つめ直してみようと思われる方は、是非、いつでもご相談ください。お待ちしております。

夫婦のあり方は十人十色
夫婦のあり方は十人十色

2023/08/10

もしあなたがADHDやASDだったら

こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
台風の影響かとにかく蒸し暑いですね。

さて、本日は「もし、あなたがADHDやASDだったら」というタイトルで、もし、発達障害の特徴がみられるのに知らずに大人になっていたとしたらというお話です。

昨今は、昔に比べて、発達障害、もしくはその傾向が強いという判別をつけることがとても多くなりました。
以前から、例えば、教室でじっと座っていられないとか忘れ物が多いとか、人とうまくコミュニケーションがとれないというお子さんはいたと思いますが、それが現在はADHDであるとかASDであるとか、それぞれのグレイゾーンであるとかというレッテル貼りをするということです。

これらの発達障害は脳の機能障害ですので、特段、知能に遅れがあるわけではないことが多いですし、社会で活躍している著名人でそのことを公表している優秀な人も大勢います。
しかし、一方で、現在大人になっていて、今までそうしたことに疑いをもつことなく普通に生活している人の中に、空気が読めない、人の気持ちが分からない、人間関係でつまずきがちなどというあいまいな問題を抱えて悩んでいる方はかなりいるのではと、私は感じています。

なぜ、自分は人とうまくやっていけないのだろう。
なぜ自分は周囲から空気が読めないと言われてしまうんだろう。
こうしたはっきり数字で表せないような問題で悩んでいても、相手の気持ちを推し量ることはおろか、自分の気持ちにさえ気づけない人はどうやってそれを克服すればいいのでしょう。

ある程度、そうした社会性の欠如とも呼べる人間関係は、認知行動療法で折々の気持ちや考えをアセスメントシートを使って外在化(紙に書いて外に出すこと)することでトレーニングし円滑にすることがで期待できます。

いつまでも「相手の気持ちがわからない」と言っているだけでは問題は解決しませんので、自分はそういうことが苦手なんだと認識し、理解しようとすることが大切です。
認知行動療法で自分の考え方や感じ方のくせを解明し、コミュニケーション能力をアップさせたいとお望みなら、是非一度、勇気を出してカウンセリングを受けてみませんか。
ご自分を知ること、それが人とうまくやっていく第一歩になると思います。

もしあなたがADHDやASDだったら
もしあなたがADHDやASDだったら

2023/08/02

『重要な他者』という考え方

こんにちは。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
毎日、暑い日が続いていますね。夏バテになっていませんか?

さて、本日はご自分の周囲の方を『重要な他者』かそうでないかに仕分ける方法のお話です。

心理学では自分の周囲の人間関係を仕分けるのに『重要な他者』はだれかという考え方をします。
まず、自分を円の中心において、同心円をいくつか書きます。真ん中の自分にくっついている最初の円に入るなと思う人が、あなたにとっての『重要な他者』になります。
そこから先に外へ外へと同心円をいくつか書いて①②③と番号をふります。
①が重要な他者の次に大切な人のグループ、②はその次、③は更に次ですのでだいぶ希薄な関係ということになります。

たいていの人は配偶者や子供がいる場合、その人たちが『重要な他者』になると思います。
ひとり暮らしの方は親・兄弟がそれにあたるでしょうか。恋人かもしれませんね。
そして、会社の人間関係、同じ趣味の友人など日々の生活で色濃く関わりがある人や、ご自分にとって古くからの大切な友人は何番目の組に入るでしょう。
まずはそうやって、ご自分にとっての人間関係の重要度を「見える化」します。

その位置関係によって、おつきあいの度合いや関わり方が変わってくるのです。
自分と離れた円に入る人ほど、物理的な距離と共に心理的な距離を離してしまっても大丈夫です。
しかし、もし『重要な他者』と位置付けている人との関係がギクシャクしたり、コミュニケーション不全を起こしているとしたら、そこはその方と自分はどうありたいのか、しっかり考えて、これからのおつきあいの仕方を考えたり、言動を変えたりする必要があるかもしれません。

人の悩みの多くは人間関係がうまくいかないことにあると言われています。
うまくいっていない相手はあなたにとってどんな位置関係にある人ですか。
それを知った上で言動を決めるひとつの指針、それが『重要な他者』であるかないかという考え方です。

大切な人とこじれた関係を修復するには時間と多大なエネルギーが必要です。
その方があなたにとって『重要な他者』なら、真摯に向き合い、今後どうするべきか、自ずと道は見えてくると思います。

『重要な他者』という考え方
『重要な他者』という考え方

2023/07/27

人の気持ちは分からない

おはようございます。横浜市港南区のセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今日も朝から太陽がまぶしく照り付け、気温がすでに30℃を超えようとしています。
皆さまはどんな夏をお過ごしですか。

さて、人間関係についてのお話です。
人間関係のトラブルは、ザクっといえば、相手の気持ちが分からず、自分の主張を押し通すことに起因することが多々あります。
相手としっかりコミュニケーションをとっている場合でも、相手の気持ちや考えを十分に理解しているのか、途中から相手の言いたいことが見えなくなることもあります。
まして、しっかりコミュニケーションをとらずにものごとを進めようとして、互いの気持ちがすれ違ったり、考えをひとつにまとめられなかったりすると、人間関係のトラブルに発展してしまいます。

最近、自己主張するだけで、相手を置き去りにして自分は正しいと考えを曲げないタイプの人をよく見かけます。
一昔前の日本は、男尊女卑の考え方が個人でも社会にも根強くありましたし、上下関係にある人間関係では上の者が言うことがまかり通り、下の者は甘んじて上の人の意見に従うというような形が当然のように思われてきました。
しかし、現在では男女平等の考えもだいぶ浸透し、女性も自己主張しますし、部下に対して横暴な言葉を投げつけてしまうとパワハラやセクハラだと騒ぎになってしまいます。
親子の間でも昔のように親の言うことが絶対的な力を持つということはない時代です。
そうなってくると、どんな人間関係でも相手の気持ちを汲み取ること、それがとても大切になってきます。
意見や感じ方がそれぞれ違うことを前提に話をしないとものごとを円滑に前に進めることができないのです。
相手を尊重し、理解した上で自己主張することが重要です。

相手のことを分かろうともしないなんて論外です。
あなたのコミュニケーション方法はどんな状態ですか。
一方通行や上意下達になっていませんか。

最近、自分の身の回りやカウンセリングルームでお聴きするお話の中で、コミュニケーション不全に陥っている人が多いような気がしています。
お心当たりのある方、認知行動療法で自己分析してみるのもひとつの方法です。

人の気持ちは分からない
人の気持ちは分からない

2023/07/19

断ち切れない思いがあるなら

おはようございます。横浜市港南区のカウンセリングルーム”キミィ・メンタル・サプリ”の萩原です。
今日も暑さは絶好調のようですね。

さて、本日は断ち切れない思いを抱え込んでいる方へのご提案です。

人は長い人生生きていると、時に断ち切れない思いを抱え込んでしまうことがあります。
自分の中で消化できずに、もう何年も経っているのに悶々としたり、相手が亡くなってしまっているので決着をつけようにも方法がないこともあるでしょう。
そうした状態でいつまでもお腹の中にその思いをためて、くすぶらせたままだと、じわじわとストレスがかかっていることで、なかなか気分が晴れませんね。

まずはそれを外に出すことです。
誰かに話を聴いてもらうもよし、ご自分で紙やノートに書き出してみるもよしですが、「空椅子の技法」を使うという方法もあります。
話を聴いてもらう場合は、あまり自分の意見が強い人が相手だと、逆に引っ掻き回されてしまうかもしれないので注意が必要です。カウンセラーというプロに聴いてもらうのも有りですね。
今すぐにできるのは自分で紙やノートに書く方法です。自分がどんな言葉でため込んだ思いを書くのかによって、今のご自分の気持ちや考えを客観的に観察することができます。

そして、もうひとつ、どなたにでもできるわけではありませんが「空椅子の技法」という技法で、今、その場にいない相手に向かってご自分の思いのたけをぶつけてみるという方法があります。
誰も座っていない空の椅子に思いをぶつけたい相手を座らせ、お腹の中にため込んできた思いや訊いてみたかった質問などをぶつけてみます。
次に空の椅子の方に座り、自分が相手の気持ちになって、今、ぶつけられた言葉を受け止めてみます。相手になって返答をし、その行ったり来たりを数回重ねるうちに何かの気づきを得られることがあります。
こうした技法はカウンセラーとちゃんと信頼関係ができていないとうまくいきませんので、やってみたいと思ってもすぐに出来るわけではありません。

しかし、とにかくご自分の内側にため込んでいるだけでは解決できないのですから、少し怖いとは思いますが、まずはいずれかの方法で外に出すことが重要です。
お手伝いできることがあれば、いつでもご連絡ください。お待ちしております。

断ち切れない思いがあるなら
断ち切れない思いがあるなら